遡ること約10年前
10年前と言えば、小泉内閣。円安で好景気に沸いていた。そんな世間の空気に踊らされ、初めて投資信託に手を出し、買ったのがインド経済関係の商品。
中国の次はインドなんて、期待されていたのに、どーしたインドって感じ。んなこんな投資信託のリターンもイマイチな状況なんです。
インドの成長を阻害するものは
タタ自動車のナノがむかーし格安車ってことで、世界中からかなり注目を集めたけど、発売が大幅に遅れた記憶が。原因は住民から工場立地の許可降りなかった。
民意を尊重するお国柄ということもあり、中国みたいに国が力任せに一斉退去を命じることができない。交通インフラが未だ脆弱なのもこれに起因するんでしょうね。
商売はコネクションが命
海外進出をする上で、その国の有力者と関係を持つのは事業をスムーズに進める上で不可欠。中国なら一党独裁だから、キーマンが比較的わかりやすい。だから関係構築もわりとスムーズ。
けど、インドは財閥を中心とした集まりがあり、その集まりで多くの事業が動いているようで、まずは、この集まりに出る出席者とのコネクションを持つ。ここからスタートしないとならないので、インド進出はスムーズに行かない。
首相交代に期待
新首相のモディ氏には、大いに期待したところ。まずはインフラ周りの整備。生活インフラ、交通インフラを整備するだけでも、外資参入もしやすくなる。
それと外資に向けの様々な規制を緩和するのもそう。共にかなりの力仕事だと思うけど、豪腕、モディ首相なら、やってくれると思う。とにかく投資した分だけは、取り戻したい。
日経ビジネスNO.1757より
Casestudy