一帯一路構想。鄭州市

シルクロード新興国ネタ

昔は活発だったよ、鄭州市

中華人民共和国が成立した当初、鄭州市は都市として比較的発展していましたが、沿岸部の発展がめざましくになるにつれ、勢いを失いました。

というのも鄭州市の人たちは職を求めて出稼ぎに出てしまったから。やはり内陸部のハンデを克服できなかったのでは?という印象を持ちます。

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一帯一路で状況が一辺

が、ここに来て、政府の掲げる一帯一路構想で、にわかに鄭州市が脚光を浴びています。

この一帯一路構想には、アジアインフラ投資銀行や英中貿易協会も力を入れ、中国・中央アジア・欧州といった巨大な貿易圏が立ち上がろうとしています。

その出発点とも言える鄭州市。シルクロード出発都市として、世界中に発信されること間違いないでしょう。

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政府も本腰

この巨大な貿易圏を成功させるべく、鄭州市を含め自由貿易試験区を2017年4月に制定。

それまでは上海、天津、福建省、広東省の4箇所でしたが、新たに選ばれた河南省、重慶、四川省、湖北省などの内陸部中心。

これにより鄭州市が再び発展することも期待できます。

政府としても沿岸部と内陸部の格差の是正に繋がると期待をかけています。

新たな都市をつくり、内陸部の人達を移住させる施策の他に、既存の都市を活性化させて格差をなくす試み。あの手この手を繰り出す政府に本気度が伝わってきます。

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あとは土地問題が是正されれば

個人消費が安定的に推移しているものの、ちょいとバブルの香りが漂うのが不動産問題。

そもそものポテンシャル以上の値がついているのが、現在政府にとって悩みのタネ。

例えば南京市や深圳(しんせん)市は1年間で新築住宅価格が1.5倍に高騰。

恐らく都市の発展を見込んで、都市を買い占めちゃう人が多いのでしょう。

これにより、本来住宅が欲しいと思っている人が適正な価格で住宅を買えないということから、南京市では住宅は一人一軒までと、どこかのスーパーの特売品セールみたいな施策を実施。

加えて、貸付金利を高めに設定するなどして、対策を講じはじめました。

これにより、不動産市況も一昔に比べると安定さを取り戻しました。

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一路一帯にも土地問題

先に挙げた例は、南京市でのお話ですが、利に聡い人であれば、青田買いならぬ土地の買い占めるのではという懸念。

素人の僕でも考えつきますので、その辺も既に政府は対策を考えていることでしょう。

それにしても古くから交易が盛んなシルクロードが、今の今まで貿易ルートとして、あまり重要視されていないことに驚きました。

飛行機、船と輸送ルートはありますが、陸続きであれば安心感も全然違いますし、周辺都市も潤うこと間違いないでしょう。

生きている間にこの一路一帯が出来上がるのをこの目で見てみたい

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