異業種の話はタメになる
友人同士で仕事の話はするとハッと気付かさることがあります。
飲食店勤めの彼は、日々の売上管理やら仕入れの調整、果てはバイトのシフト調整などなど。
メーカーに勤務する友人の話では、オートメーションが普及する中で、未だ人の手によるモノづくりが主流で、年配になればなるほど、その腕は神の領域だとか。
といった具合に、今の自分の仕事に直接的には関係ないけれど、間接的に今の仕事に応用できるものもあり、色々な発見な満ちています。
今回紹介する話は、起業がメインですが、異業種のスタッフと組んで会社を立ち上げるもので、このプログラムに参加できれば、モノの見方、仕事に対する姿勢も変わるのでは?と思いました。
2年間限定の起業プログラム
異業種交流会で名刺を配り、人脈を広げるといったそんな薄っぺらの交流ではなく、異業種のスタッフと組んで会社を立ち上げるというもの。
なので、濃密な交流が生まれるわけです。
仕組みはこんな感じ。まず異業種スタッフが集まり、起業するネタを話し合い、収支報告書なり、市場調査などを経て、会社を設立。
運営会社からは出資金として500万円が渡され、2年間事業を推進していきます。
で、期限が来たら会社を売るという終わりまでしっかりとした仕組みづくりがなされています。
出向元の企業が買うもよし、市場に委ねるもよし。
大企業で参加者続々
このよくできた仕組みを考案したのが、人材コンサルティング会社のワークスハピネス
2015年から既にこの異業種連合起業チャンレンジプログラムをはじめており、参加者はパナソニックやホンダ、ローソンなど大企業が名を連ねています。
参加費は1000万円と安くはありませんが、起業家精神を養う絶好の機会とばかりに幹部候補生が参加しているのでしょう。
疑似起業を経験する良い機会
起業と言っても、資金面、場所、人材など色々と考えるとどうしても足を踏み出せないのも確か
若くして会社をやめ、起業したものの1年を待たずして会社を閉めましたなんて話を聞くとなおさら今の会社で頑張ろうと思うはず。
ただしこのプログラムであれば、退路を断つといったボトルネックはなく、起業できるのですから、ぜひとも参加してみたい。
事業立案の過程で、その企業の仕事のススメ方やら、考え方も学べますし、何と言って事業の成功という明確な目標をもとに仕事を進めていくわけですから。
ただ、この起業に力が入りすぎて、出向元に戻ってから燃え尽き症候群にならないか心配ではありますが・・・