副業禁止はもう古い?
企業にとって一生社員の面倒を見るのは正直つらい。しがみつかれても困る。てなわけで、社員にもっと自主性を持ってもらうと副業をOKしている会社があります。
専業禁止、複業奨励
様々な分野の専門家とユーザーのマッチングサービスを展開するエンファクトリーでは、2011年から自社の業務オンリーの社員をよしとせず、副業もこなす複業を奨励しています。
この副業も、自宅に帰ってからコソコソとするのではなく、本業の就業時間内でもOK。本業に求められるある業務量を満たしていればOKというわけです。
社長いわくこれからは働き方と生きる力を高められる会社が求められるとのこと。
他にも社員に経営者目線を養わせるに持って来いと言う。
仕入れから製作、販売を手掛けることで、商売の難しさを知る。んで、その経験を本業にも活かせるという訳です。
様々な複業社員
ある社員は、パグやフレンチブルドッグ用の服飾品を扱ったサイトを運営、ある社員は防災グッズの販売サイト、またある社員はフィリピンでオンライン翻訳サービスを展開など様々な社員が複業を持っています。
防災グッズサイトを立ち上げた社員は、その後防災アドバイザーとして独立。退社後もエンファクトリーの事業に関わっています。
ある意味、エンファクトリーにとっては新たな商材を手にしたことになり、社員の副業が良き方向に回っています。
Googleにもあったこの仕組
この副業奨励の仕組み、自分な好きな仕事に没頭できる仕組みとも言えます。Googleでも業務の20%は自分の好きな事に当てていいという仕組みがあり、そこからGoogleの新サービスが生まれたとか。
今回のエンファクトリーの事例は、社員一人ひとりのやる気を引き出すことが、自社の成長には欠かすことのできない要素でてあることを立証している感じがします。
逆説的にとらえれば、副業が思い浮かばない、副業が回らないという方は、肩身の狭いをしているのかなと。
と意識高い系には良き制度かもしれませんが、意識低い系にとっては相当しんどいでしょうね。