ポケベル時代が懐かしい
入社当時は世の中に携帯電話なんてものはなく、外出中はほぼフリー。
帰社時間が遅れても、ちょっと打ち合わせが伸びましたと報告すれば上司も許してくれていました。
ところがポケベルの登場で状況は一変。常に外出中でも監視されている状態になり、なりやまない会社からの数字の羅列文字に閉口していたことを思い出します。
それからはと言えば携帯電話が個人にも開放され、出先で羽を伸ばすことも難しくなりました。
とは言え、優れたサボリーマンは会社の監視の目を盗んで上手に息抜きをしているんですよね。
監視の目を強化
そんなサボりのプロも、もう会社の監視の目から逃れられなくなる日が来るかもしれません。
それが会社から貸し出されるスマホ。基本的に私的なアプリのインストールは禁止されていることが多いようで、あまり持っていてもありがたくない会社用スマホ。
お客からひきなりなしにLINEが来るし、ファイルも送れちゃうものだから、却って外出先の方が仕事が多いという人も多いのではないでしょうか。
で、このスマホを経由した一連のやりとりから、今現在の居場所まで、すべて遠隔地から確認できちゃうアプリが今、法人の間でちょっとしたブームになっています。
監視アプリ「MDM」
こちらの監視アプリ。会社から貸し出されている時点でインストールされているようで、スマホを経由したメールのやりとり、通話時間、ネットにつなげた時間、居場所、SDカードの抜き出しなどなど様々な行動が遠隔から監視できるというもの。
導入企業が既に3500社にのぼり、サボりたい社員をとっつかえまえたい企業が多いように感じました。
まぁ、これほどの情報があれば、社員もそう簡単にサボって喫茶店やカラオケルームで軽く仮眠なんてできないでしょうね。
お客様と一緒でしたという理由でも、さすがにカラオケルームはないでしょう。
この監視の目から逃れるためにアプリを削除するしかありませんが、その行為さえも会社側に通知される訳で、そんなことしたら、おもーいお仕置きが待っているのは確実
何かあった時のログ残し
ここまで見ると、そこまで監視の目を厳しくするかと怖ささえ感じました。
が、実際の所は、監視強化という理由もありますが、企業側としては機密情報の持ち出しや金銭面でのトラブルが発生した時の証拠として残して置きたいというのが本音だそうです。
確かに個人情報を売買したことで、某企業さんはとんでもない損害を被りましたし、そう考えると、社員を信じてはいるけれど何かあってからでは遅いので、監視させてね。といった感じなんでしょうね。
なので、1度や2度のサボりであれば会社も多めに見てくれると思いました。