バッテリーにも第二の人生。EV普及に弾み

バッテリー自動車業界

大本命ようやく動く。トヨタ、EV本格参入

2022年よりトヨタの本格参入が決まり、ようやく日本にも真のEV時代が到来しようとしています。

これまで日産や三菱などが頑張っていましたが、国内ではそこそこ売れているものの、全世界で見るとそのシェアはわずかでした。

トヨタが参戦することで、日本勢の存在も世界的に高まると期待しています。

リセールバリューがちょっと・・・。EVの欠点

EV普及に欠かせないのが、ガソリン車並の価格帯でしょう。トヨタがまず手始めに導入する車両本体価格は500万円。ということもあってか、ひとまずサブスクでの開始となっています。

この車両本体価格を下げるのに期待されるのが、バッテリーの再利用。EV車で最もコストが高いと言われている充電池ですが、これを再利用することで中古車価格の引き上げるというもの。

中古車価格が引き上げれば、新車購入時の下取り価格も上がり、結果的に購入かける費用も低くおさえられます。

EVのリセールバリューが低いのが、どうしても二の足を踏ませていましたが、この循環システムが軌道に乗れば車両本体価格ももう少しお安くなると思います。

充電池、再生工場に期待

日産と住友商事が共同出資する4Rエナージでは、充電池の再利用工場として期待されている会社で、既に工場内の電気にリサイクル充電池を活用しています。

こちらの会社では、車載用充電池を再利用するか、定置型電池などの別の用途に使用するかの仕分けが行われており、後者の定置型電池は期待されている一つ。

こちらは太陽光発電の蓄電池として活用されており、作った電気を一時的に貯め、必要に応じて送電するというもの。不安定な太陽光発電にとってはありがたい装置とも言えます。

充電池の再利用にも、色々と種類があるようで

4Rエナジーのように充電池を、マンマ再利用する方法もあれば、中国のCATLのように原料を回収して資源を再利用するという手法もあります。

これって、スマホのバッテリーにも言えることですが、ひとつ懸念点としては、コスト的に下がるのかという点。

資源を再利用と言っても、従来品に比べると高額になるというケースもあり、であるならば、4Rのような充電池マンマ再利用の方がコストを抑えられる感じがします。

用途が増えれば、コストも下がるかも

2022年に本格的なEV時代を迎える日本。再利用工場に送られるのは5年、10年先の話になるかと思いますが、その頃には再利用先も今よりもさらに広がっていることでしょう。

家庭用の蓄電池であったり、充電池換装ステーションであったり。もしくはカーディーラーで充電池の載せ替えサービスなるものもできるかもしれませんね。

手持ちの老朽化した3DSがバッテリーを交換した途端、息を吹き返したかのごとく使いやすくなったのは大きな発見でした。

充電池を載せ替えるだけで、新車並の走りを実現ともなれば、EVの価値もさらに高まるかなと思った次第です。

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