バスの自動運転化
同じルートを走行するバスならば、自動運転に適しています。
走行レーン情報をはじめ、信号情報、渋滞情報など。それら全ての情報を反映した上での運行ならばガソリン代やら維持費、人件費も削減できると思います。
海の向こうのオランダでは、バスを使った実証実験が進められています。
空港からアムステルダムの走行と決まったルートを走るもの。
メルセデス・ベンツの本気度
こちらの自動運転バス。有人ではありますが、走行は全て自動運転。
バス車両を提供するのメルセデス・ベンツ。2020年までに約230億円つぎ込み、車両単体ではなく、交通システムとして販売する計画を立てています。
乗用車に留まらず商用車でも自動化を進めるメルセデス・ベンツの本気度が伺えます。
ルートがバラバラのタクシーでも
決まったルートを走行しないタクシーでも自動運転化が急速に広まっています。
場所はシンガポール。実証実験ながら、あるエリア内の走行に限り、自動運転を実施しています。
まだ実証実験中ということもあり、利用客も限定され車両も6台と規模は小さいものの、2018年までには実用化を目指しています。
シンガポールに旅行に行った際は、観光にこの自動運転タクシーが活躍することが予想できます。
国内でもトヨタがハイヤー・タクシー連合会と共同で運転支援システムの開発に取り組むことを発表。
あの黒塗りのクルマ、実は自動運転車だよって言う日もそう遠くない話になるかもしれません。
トラックも自動運転化
宅配車両もある意味、決まったルートを走るクルマと言ってもいいでしょう。
で、こちらのサービス、ヤマトとDeNAが共同で進めています。
仕組みはこんな感じ。ある宅配物がそろそろ届きますよとスマホに通知が入り、家の前に出てみると無人の宅配車がお家の前に停車。んで、荷物を預るというもの。
まるで昔見たラッパー吹いて豆腐を売るおっちゃんのようですね。
ヤマトとしても再配達のロスもなくなり、荷受側にしても、再配達していただく後ろめたさもなく両者にとっても物凄く良いサービスです。
まだ実証実験中ながら、これが実用化されれば、宅配問題もかなり解消されるのではと思います。
仕事なくなるかも
といった具合に、商用車の世界でも自動運転の実証実験が進み、この動きをMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)と呼んでいるほど。
MaaSが進めば、今まで人を介して行われていたサービスが全て機械に取って変わることとなり、ちょっとゾッとしました。
宅配ピザのあんちゃんも、新聞屋のおっちゃんも、将来的には何それ?となってしまうんでしょうね。