安かろう、悪かろう
長距離バスの事故が社会的問題としてクローズアップされました。
激しい競争がゆえに、そのしわ寄せは運転手さんが被り経費削減を名目に少人数で回す。寝不足状態でバスを運転することも。
何度か長距離バスを利用したこともあり、今考えるとゾッとします。
自分も経験もありますが、運転中の睡魔というのは本当に恐ろしい。
目は開いていも、意識は夢の中なんてことはザラ。前方車のテールランプがファミコンのキャラに見えてゲームの世界に意識が飛んだ時のことを今思いだすとよく事故を起こさなかったと自分でも関心しちゃいます。
運転手を外部からチェック
このように社会的に厳しい目にさらされたバス業界。厳しい規制も施行され、より安全運行が義務づけされました。
消費者のバス選びも価格から安心への意識が高まったのではと思います。
今回紹介するウィラーエクスプレスジャパンはそんなニーズを先読みして、安全に力を入れている会社のひとつです。
それが外部から運転手の状況をっチェックできるというものです。
眠気の予兆をチェック
従来は、営業所を出発した後、運転手の状況を把握することなんぞできませんでした。
ましてや運転手のリアルタイムの健康状態もです。
これを通信を利用することで可能にしました。
運転手の耳にセンサーをつけて脈波を図り、
眠気の予兆を検知すると、センサーが振動するというもおの。
しかも、このプルルという振動が発せられると本部にいるスタッフにも通知され、スタッフはドライバーに対し、通信で「一旦パーキングに入って休憩を取ってください。」などを指示を与えることができます。
本人は、まだ行けると思って、プルプル言っていようがお構いなしに運転を続行する所、通信で外部の人間から指示が入れば従わざるを得ません。これならば大きな事故の目を摘むことができます。
一人ひとりの特性を把握
しかも、このデータを蓄積することで、運転手の特性を把握に役立てられます。
夜型なのか、朝型なのか、その特性に合わせてドライバーを割り当てることもできます。
バス側もきっちり監視
ドライバーのみならずバス側にも監視の目は行き届いています。
急ブレーキなどを検知すれば、すぐさま本部にその情報が送られます。その前後の様子の映像も送られ、運転手に対してリアルタイムで注意を促すことができるのです。
さらに、急ブレーキなどのイベント発生地点を危険スポットとして、他の運転手に対しても周知していくというのですから徹底していますね。
価格は安全に対する対価
長距離バスもこれからは、価格ではなく安全性で選ばれる時代になりそうです。