クルマ版IoT始まる。コンチネンタルの野望

ひと昔前のナビ

自分が初めてナビをつけたのが今から約20年前。ソニー製でメディアはCD-ROM。地図を更新しないと海の上を走ったり、道なき道を走ったり。それはそれで運転中の退屈しのぎにはなったけど、ルート探索した時は地獄。

古いマップ上に、ルートをひくもんだから、とんでもない遠回りのルートを選択して、イライラをナビにぶつけることもしばしば

で、今のナビと言えば、ネット経由で最新のマップデータを得られるというのだから、たまげたもんです。

オートバックスに行かなくても、クルマにいながらにして、更新してくれるのですから便利になったものです。

自動運転に不可欠なマップ情報

膨大なマップデータの上にリアルタイムの交通情報をのせて、ドライバーに知らせて最適なルートを選択してくれる。刻一刻と変わる道路状況をリアルタイムで更新してくれるので、ドライバーも大変助かります。

前方が渋滞している時に、右折、左折で迂回するべきか、あるいは直進して渋滞のお尻につくかは迷う所。そんな時にナビがレーンごとに所要時間を案内してくれて、最短ルートを教えてくれる。

この情報を自動運転に送れば、まさに鬼に金棒。急に起きた事故や道路規制などにも対応したルートを探索してくれるのです。

で、自動運転車で業界をリードするコンチネンタルが、このマップの開発にも手を伸ばしているのだから、その本気度にあらためて関心させられます。

クルマ版IoT

目の前の情報から、その先の道路状況まで。それらをネット経由でクルマに伝える。クルマとサーバーが互いに情報をやりとりするクルマ版IoTが出来上がります。

コンチネンタルの野望は、この地図情報を使って世界中の自動車メーカーを囲い込むこと。センサー系と一緒にこのIoTをセットで供給されるようになれば、完成車メーカーも自社商品のウリとして、大きくアピールできます。

ところで日本勢は?

このマップ開発、コンチネンタルだけでなく、グーグルやら、ボッシュやら大手どころのプレーヤーがゴロゴロ。マップは金になるということを証明しています。

日本勢も、ただ指を加えて見ているわけではなく、高度地図作成チームを結成し、まずは国内の高度化マップ作成に動き始めました。

このマップ技術だけでも日本勢が取り込めば、この先の未来の自動運転業界図も大きく変わるかとは思うのですが・・・