強い。強すぎる日本車
東南アジアのとある国に旅行した時、ココは日本かと見紛うほど日本車ばかり。トヨタ、日産、ホンダ、三菱、スバルなどなど。現地の人に聞けばトヨタが圧倒的に多いとのことで、日本車以外は少ないとのこと。
これ、その国に限られたことではなく東南アジア全体で日本の優位性は抜きん出ているということを実際に目の当たりにし、誇らしい気持ちになったことを思い出します。
EVで市場席巻を目論む。中国メーカー
この日本車優位の市場に挑むのが今、勢いに乗る中国勢。まずは手始めにトヨタのHV車に対抗してHVを発表。トヨタのカローラHVが約400万年近い価格ながら、それを下回る価格設定でトヨタと真っ向勝負をしかけました。
が、中の人いわく、ブランドが浸透するのには数年はかかると現実をよーく認識したような回答。やはりトヨタの牙城はかなり高いようです。
ならばということで、ライバルの弱いところをつくのが勝負の常套。日本車メーカーが弱いとされるEVで市場シェア拡大を狙っているのです。
東南アジアも当然ながらEVに対する関心がたかまっており、将来的には普及が拡大されていると見込まれています。
この中国メーカーはHVを手始めに、徐々にEVを展開していくという魂胆のようです。
日本からEVを輸入するとんらうと20%の関税がかかりますが、中国の場合は関税がかからない。しかも現地生産も視野に入れていることを考えると中国メーカーの本気が伺えます。
えっ、鴻海も狙っているの
他にも家電で有名な鴻海もEV市場を狙っています。タイの石油公社と契約し、EV分野で連携を図るとか。既に開発中のEVのプラットフォームを活用して、受託生産の拡大を狙っています。
東南アジアでのデリバリーサービスで有名なゴジェック、グラブに対し専用カーを提供し、一気に市場を席巻しようという計画もあるとかないとか。
あのいなごのようなバイク集団が、全てEVカーに取って代わるようなことにでもなれば、家電の鴻海がモビリティの中でも存在感を高めることが容易に想像がつきます。
出遅れ感が失敗。日本車メーカー
といった具合に、同業、異業種と日本優位の市場を虎視眈々と狙っている状況に、大丈夫か日本勢と不安を覚えてしまいます。
当面は輸入に頼る形になるかもしれませんが、想起に海外生産、あるいは現地生産に切り替えていかないと、この出遅れは取り戻せないのではと思った次第です。
とにもかくにも日本勢の頑張りに期待します