BMW版のミニの当時を振り返る
ローバーからミニを買収したBMW。あれからもう20年近くが経とうとしています。
ローバー時代のミニは、歴史も長く生産終了しても多くのファンがいて、根強い人気をほこっていました。
知り合いにもミニをのり続けていた人がいました。しょっちゅう機嫌を損ねちゃうものの、そこが愛らしいと。
そんな熱狂的なファンと長い歴史を持つミニの新型を出すのは相当な勇気が必要だったでしょう。
しかも他メーカーからという異例の形でしたから。
が、そんな不安も杞憂に終わり、BMWミニが発売されるや人気爆発。BMWならではの走りの良さとミニのDNAを受け継いだ個性的な内装。
さすがBMWという感じがしました。
当時のマーケティングも先を行っていた
当時のミニは、とにかくエッジの効いた先を行く感じがしていて好感が持てました。カタログからショールームの内装、広告まで全てが同じトンマナ。
歴史あるミニの雰囲気は一切なく、新時代のクルマという感じ。
確か黒を基調に蛍光色のオレンジやらグリーンの四角エレメントで構成されていたビジュアルが非常に人気でした。
5ドアに驚き
商品については、確か当時はクーパーとクーパーSの2モデル展開。
どちらも3ドアでしたが、これが5ドアに慣れている自分にとってはやや使いづらかったです。
まぁ、そこは先代踏襲ということで守らなければならない点だったんだろと納得していました。
で、発売から10年近く経った今では、ラインナップも増え5ドアも追加され、2017年にはSUV版も発売。
バリエーションを増やすと商品のブランドイメージが希薄になり人気が落ちるかと思いきや、さらにファン層を広げる好循環となっています。
祝。輸入車トップ
長きにわたり、輸入車トップに君臨していたのが、あのゴルフ。
世界中で大衆車のベンチマークとなるほど、ゴルフは優等生だったわけです。
値段の他の輸入車に比べると高く、性能も申し分なし。ということを考えるとコストパフォーマンスに優れた輸入車初心者の登竜門という感じです。
が、この座をなんとミニが獲得するという事件が・・・
輸入車登竜門の座を奪ったわけです。
ラインナップが豊富だったことと、国産には、あのようなおしゃれなコンパクトカーはありませんし、必然の結果だと思います。
まとめ
こうなると危惧するのが、ミニのカローラ化。
街を走れば、自分と同じミニを乗っている人を多数みかけげんなりということも考えられます。
となると、またまたバリエーションを増やさないとだめなんでしょう。
ブランドの鮮度を保つためには・・・