燃費を不正に計上
あの三菱自動車が燃費を不正に計上していたいことで、大きな話題となっている件。
けど、この手の話はユーザーにとってはさして驚かない話。というのもカタログの燃費数値を信じている人がどれほどいるか。恐らくそんなにいないんじゃないかなと。
実測燃費をうたうサイトe燃費がある位ですから。これって暗に、カタログの燃費数値はあてにならないよと言っているようなもの。
けど、今回の三菱自動車は燃費実験が国に定めたものとは異なり、独自の方法で数値を出していたというのが問題な訳です。
机上で出すか、普通
皆が同じルールの元で、燃費を算出しているのに三菱だけが異なる算出方法をしていたということ。なので同じルールにしたら、悪くなるかもしれなけれど、良くなったりということもあるんじゃないかなという感じもします。
ただ技術者にして見れば、それはありえないと即答されるでしょうね。
エンジンが古いんだよん。
エンジン開発というのは、もの凄くお金もかかるし、そう簡単に新エンジンなど開発できない。なので、何年何十年と細かい改訂を繰り返しながら、性能アップを図る訳ですが、飛躍的な性能アップは望めない。
で、三菱のエンジンはと言えば、今の燃費のいいエンジンとはチョイと異なる仕様。
スズキのMRワゴン、ホンダのN-BOX、ダイハツのムーブは全てロングストローク型。これが低燃費エンジンのトレンド。それに対して三菱はショートストローク型。これでは、マイナーチェンジだけでは、ライバルには勝てません。いっそうのこと新エンジンを開発しない限り・・・
が、残念なことに生産設備の償却が終わっていないこともあり、新エンジンの開発は無理な話だそうです。
ユーザー補償はどうなる?
今回の燃費不正の件、法的にはリコールにも抵触せず、景品法に該当するレベル。それも「正しく記載してね」と指導するレベルだとか。
が、新聞等で報道されているように、差分のガソリン代を補償するとかしないとかという話も出ています。
算出方法だって恐らく自己申告だろうし、三菱が大損するのは明らか。
かわいそすぎる三菱
2000年代前半に二度に渡るリコール隠しで世間の信用を失墜させたものの、何とかここ最近、信用を取り戻した感じがした矢先に、今回の事件。
一層のこと、これをキッカケに全てのウミを出して欲しい所。
元ギャランユーザーとしては、自分の変える場所がなくなるのは寂しい。ここを何とか踏ん張って復活して欲しい。