EV電池も半導体の二の舞か?世界に遅れを取る日本勢。政府もようやく本腰を入れました

ev 自動車業界

脱炭素化に向けEV礼賛?

世界的に将来への脱炭素取り組みが盛り上がっている中、実現できるのか本当に?と疑問が残ります。

石炭火力をなくして自然エネルギーとは言うけれど、COP26では撤廃から削減とトーンダウンしているし、昨今の石油高騰を受けて増産を求める声が大きくなっています。

このようにエネルギー問題でも、そう簡単に脱炭素化には移行できないというジレンマを感じます。

そして、脱炭素化の切り札とも言えるEVカーシフト。こちらも現実的な問題があり、そもそも今の内燃機関のクルマがEVカーに置き換わるとなると、肝となる充電池がかなりの数量が必要。今の生産規模では追いつかないという問題があります。

このようにエネルギー問題から充電池問題などなど、色々とクリアすべき問題が山積みなのです。

脱炭素に向けた動き。充電池メーカー生産量拡大

EV向け充電池として世界トップのCATLは生産量のさらなる拡大を目指し、工場建設を発表。

EVの普及では世界的にも先を行く市場ということもあってから動きも早い。ちなみに中国の現在の生産能力は160GWh (ギガワット) 。2025年には年産754GWh(ギガワット)にするというもの。

欧州も中国に続けとばかりに2025年には年産726GWhにする計画を発表しました。

両者ともに、脱炭素化に向けた取り組みを着々と推し進めている印象を受けます。

充電池

日本の脱炭素化に向けた動きはどうよ

一方、日本の生産能力はと言えば現在の生産量は2桁レベル。2025年も39GWhと中国、欧州に対して大きく水を開けられているという状況。

世界に伍して戦っているパナソニックも2019年時点では世界シェア2位の26%だったものの、2021年1-3月は13%と3位に転落してしまいました。

このままでは日本の充電池技術が廃れてしまうという危機感もあり、ようやく政府が支援を決めました。

内容は工場建設に1000億円の補助をするというもの。ちなみに1ギガワット当たり100億円かかると言われ、単純計算で10ギガワット増。素人的には焼け石に水にも映ってしまいますが、無いよりかはましでしょう。

ev

増産しても買い手がいないと困ります

トヨタ、スバルが2022年にEVカーを発表するなど、ようやく日本も本格的なEV時代の到来を感じますが、必ずしも国産の充電池を採用するとは限りません。

トヨタ、スバルはパナソニックだけではなく、CATLからも調達を予定しています。

また海外メーカーのベンツ、BMWもCATL製を採用していますし、日本勢は相当苦戦を強いられています。

加えて、テスラ社の要求がこれまたエグい。次世代型の充電地開発をパナソニックに要求するも、きっぱりと内製化も平行して進めますと公言。

テスラと言えば世界的なEVの大口顧客だけに、パナソニックはノーとは言えないでしょう。ビジネスの世界はかなりシビアだなと感じました。

半導体の二の舞だけは・・・

EVにとって充電池は最重要パーツだけに、そこを海外勢に抑えられてしまうと完成車メーカーとしても非常に苦しいでしょう。

となると、数を追うのではく質で勝負にシフトしていかないと厳しいでしょう。CATLと同じ道を目指しても到底追いつくことは難しいでしょうし、コモディティ化していく恐れもあります。

半導体では技術的優位性を保っていたのに、数年で中韓勢にごぼう抜かれした苦い経験があります。その後、再び追いかけるという姿勢を見せましたが、結局差は埋まらず復活の目は絶たれた格好となりました。

半導体

ので、充電池は同じ轍を踏まないよう切に願うばかりです。

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