ノウハウの積み重ねで危険回避力が半端ない、日揮

プラント業界は活況。

液化天然ガスを生産するLNGプラント。日本にいるとあまりピンと来ませんが、海外では色々な所で建設されています。新興国の経済成長に呼応するかのように、LNGの需要が増えているようです。加えて日本も原子力発電所が停止していることから火力発電の燃料となるLNGの需要が伸び、プラント業界にはフォロアーの風が吹いているようです。

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劣悪の条件下のほうが燃える。

とは言ってもLNGプラントの建設場所となると、これがまた一筋縄ではいかないものばかり。洋上や極寒地、砂漠、高温多湿のジャングルなど劣悪な場所もあるそうで、そんな他社がひるむような場所で日揮は数々のプラントを建設し、きっちり利益を上げているのです。

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受注してから、さぁ大変

往々にして、受注してみてから、あれやこれやと追加要件が増え、終わってみたら受注額を大幅にはみ出していたというのは、よく聞く話。けれどプラント業界では、そうはいかないみたいで、想定外のトラブルによりコスト増になっても、受注側で負担する慣習の様子。まぁ、金額が大きいだけに、聞く耳は持ってくれないでしょう。

倒産したら、資産差し押さえ

日揮が業界内で利益率が高いのも、このような不足の事態を織り込み済みで、コスト計算していること。言わばリスク管理のプロとも言えます。例えば下請けが倒産する情報を聞きつけたら、裁判所に差し押さえられる前に、資材と設計図を引き上げ、損失を最小限に抑えたようです。まるで、半沢直樹ばりの周到さとでも言いいましょうか。驚きです。

危険回避のノウハウが社内で共有され、状況に合わせて即座に引き出せて危機を乗り越え、コスト管理する。色々と考えさせられる記事でした。

日経ビジネスNO.1742より