中国景気減速モロかぶり
KOMATSUの大躍進は中国の旺盛な建設需要に支えられ、我が世の春を謳歌。
他社の追随を許さない圧倒的なIoT式建機もバカ売れしました。
が、経済の失速につれ建設需要も落ち込み、KOMATSUの業績も連動するかのように下降気味。
これではマズイということで、新たな収益の柱づくりを今まさに急いでいる状態なのです。
製品単体からソリューション販売へ
どの業界でも、最近によく耳にするソリューションというお言葉。
お客の悩み解決に製品だけではなくサービスも加えて、まるごと販売するというもの。
クルマに例えれば売って終わりではなく、その後も手厚い点検・サービスを通じて面倒を見る、結果、自社の利益にもなる。
で、KOMATSUの今取り組んでいる内容というのがまさしくコレ。それまでの製品単体売りから、サービスも含めて末永く面倒見ていきますよというもの。
その核になるサービスがスマートコンストラクションというもの。
人手不足の切り札、スマートコンストラクション
仕組みはこんな感じです。工事現場にドローンを飛ばして、測量をしてもらう。そのデータをIoT式建機に送信。そうすると建機内のモニターに測量データが3次元で表示され、どの場所をどれだけ掘ってどこに土を盛ればいいかを、建機側で解析してくれる。
あとは建機のボタンをポチッと押しさえすれば、建機が自動で働いてくれる
ある意味、半自動で人間の負荷を大幅に軽減される。しかもそれまでその道○年の職人さんしか知り得なない知見、ノウハウを建機が担ってくれる。
という訳で、人手不足という課題・悩みを解決してくれるということで大いに期待されているサービスです。
他にもあります。ソリューション提案
他にもKOMATSUでは、アフターフォローという点にも力を入れ始めています。コムトラックスが稼働状況やら点検整備の情報などが把握できる訳です。それまでの需要予測データとして使っていたものをアフターサービスのデータとしても活用していこうと。
クルマの世界でも、点検サービスを通知してくれるサービスがありますがまさしくそのサービスと言っていいでしょう。
まとめ
ということで、KOMATSUのソリューション販売について触れて参りましたが、わかりやすく言えば顧客に稼いでもらうということ。これを盛んにKOMATSUの方は言っています。
非常にわかりやすいですね。顧客儲からなければ、こちらも儲からない訳で・・・・。そこを一緒になって考えていく。
どの業界にも通じるタメになるお話でした。