コンビニ食品に欠かせない 不二製油

冷やし中華飲料食品メーカー

冷やし中華に不二製油

時節柄、人気を集める冷やし中華。コンビニでも飛ぶように売れています。

麺と汁とトッピングに分けられ、汁と麺にかけるとあれよあれとほぐれていく。

この仕組こそ不二製油の技術が使われているのです。

冷やし中華

ソヤファイブって凄い

不二製油が開発したソヤファイブ。これが米や麺類の水分を保持しつつ、粘りを抑える働きがあります。

従来は、麺同士がくっついてしまい、小分けにせざるを得ませんでしたが、こちらの作業がなくなった分、生産性も大きく飛躍。それも不二製油の開発したソヤファイブのおかげとも言えます。

他にも、お米で言えば、水分を1割強多くすることができ、その分生産個数も増やせる。

食感も向上させ、でんぷんの老化も防いでくれるので、時間がたってもおいしさを損ないません。

おにぎり

ソヤファイブに続く新技術

ソヤファイブに続けとばかりに、今、不二製油が力を入れているのが、ウルトラソイセパレーション。略称、USS製法。この製法で作られた濃厚なコクを持つ豆乳クリームはデザートや和洋食で生クリームの代替になり、新しい味を生み出しています。

低脂肪豆乳も、塩味やうまみを強化する作用を持つとか。

ケーキ

もうひとつがDHA・EPA関連

USS製法と一緒に、力を入れているのが魚の油、DHA、EPA

厚生労働省お墨付きの健康油としてその効果はしれていますが、難点が臭い

空気に触れるとすぐに劣化し、悪臭を放つので、カプセルに入れてのみこむ形で摂取されてきました。

が、こちらをカプセルに入れることなく臭いもなく牛乳や菓子の食材に含ませることを可能としまいた。

10年に1度の技術になるのではと期待も高まっています。

テラミスで大ヒット

不二製油の歴史を辿れば、その昔にヒットしたテラミスに遡ります。この食品こそ同社の製品であり、油脂ばかり紹介してきましたが、最終商品としても実績があります。

そもそもは不断の革新を実行せよと経営方針が示す通り、常に新しいものにチャレンジする風土が根付いている感じ。

ティラミス

お客からの無理難題な要望に応える形で技術力を磨き、さらに自らも新しい価値を形にしていく、すんごい会社なのです。

ソイファイブの採用まで5年の歳月をかけたという話には、じっくり腰を据えて技術を育てる感じがしました。

会社としては早く結果が欲しいところだと思いますが、現場に成功させる執念と会社の辛抱が結実したのではと思います。

隠れた優良企業

初めて不二製油の記事を読み、知ったわけですが、コンビニ食品のクオリティの高さも、これらの黒子企業に支えていることを改めて知ることができました。

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