Go To イートの仕組みのおさらい
Go To イートキャンペンとは2系統あって、ひとつはプレミアム付き食事券。もうひとつがオンライン飲食予約。
前者は至極簡単な仕組み。1万2500円分の食事券を1万円で購入でき、2500円分得するというもの。
後者は、ネットで予約すると最大1000円分のポイントが付与され、こちらは1000円分お得。
両者ともに際限なく使えるということで、メリットは大きいですが後者の仕組みがあまりにも硬直的と言いますか、飲食店から改善要望が出ています。
グルメサイトだけが得する仕組み
そもそも、この予約でポイント発行できるサイトが食べログ、ぐるなびの大手所のグルメサイト。
中小規模のトレタ、テーブルチェック、エビソルなどの予約サイト経由ではポイントがつかないというもの。
中の人いわく、システム改修が必要で、かつ改修するのにも1年かかるという大掛かりのもの。資金力のある大手所しか対応できないのです。
昨今では、大手グルメサイト離れが起きているという話も聞きます。グーグルであったり、自社サイトを立ち上げたりなどなど。
せっかく自社サイトで一定の予約が確保できるまで育てたのにGo To イートキャンペーンが水を差す格好となりました。
キャンペーン終了後、また自社サイトに戻ってくれるのか、自社サイトを運営する飲食店にとっては戦々恐々でしょう。
キャンペーン費用だけは無償にしてよ
100歩譲って、大手グルメサイトを使用したキャンペーンを認めるとして、掲載料は無料にして欲しいという声が上がっっています。
そもそも予約サイトを使用している飲食店は自社の情報が上位表示されるように、お金を支払っています。
で、予約が決まると掲載費に加え送客費も支払わなければならない。食べログなら昼食一人100円、夕食一人200円。
せっかくGo Toキャンペーンで予約が増えても、手数料で持っていかれてしまうため、店舗にとってはあまり旨味が少ない。
そもそもは飲食店の救済というのが目的だったはずですが、あまりその効果は発揮できていません。
スマホ決済のスキームを転用すればいいのに
であるなるならば代案として、スマホ決済に対してポイントを還元という過去に実施したキャンペーンも、もう一度実施するという手もあります。
約1年近く実施したことで店舗もお客もスマホ決済の仕組みは十分に理解しているはず。導入もスムーズに進むかと思います。
どうなるGo To イートキャンペーン
てなわけで、飲食業界はあまり歓迎されていない感じがするGo To イート キャンペーン。
食事はネット経由で予約だけが定着するということでは、あまりにも無意味な施策だなと思った次第です。