外食産業の大再編の波?

ステーキ外食産業

相次ぐチェーン店の店舗閉鎖

コロナ禍による大幅な売上減により、新聞などではチェーンの店舗閉鎖が相次いでいます。

ファミレス、居酒屋など外出自粛解除後も、需要回復の早期回復は見込めず、ならばこのタイミングで不採算店には閉じてしまようというもの。

ブランドを守るという店ではいたしかたない決断だと思います。

急ぐ大戸屋子会社化。コロワイド

一方、縮小が進む外食産業にあって今が買収の買い時と逆張りを展開する企業も。

牛角などを傘下に持つコロワイドでは、長年の夢だった大戸屋子会社化に向けてさらにアクセルを踏み込みました。

幅広いジャンルの店舗を持つコロワイド。大戸屋を傘下に持てば、より一層グループとしての幅が広がるというわけです。

「いきなり」は売却の可能性?

一方、ここ数年、往時の勢いが失速してしまった感じの「いきなりステーキ」。

不採算店舗を閉鎖するなど業績改善に向けて取り組みを進めているのも、これといった成果を挙げられていないのが実情のようです。

てなわけで、さらなる改善に向けて、運営元のペッパーフードサービスは、2つの取組みを実施。

ひとつは、いきなりステーキなどの事業を展開するペッパーランチを分社化。傘下から切り離すことで、売却するのでは?と憶測が広がっています。

仕入先のエスフーズの社長より20億円を借り入れとのことで、銀行からの融資もままならいという噂も。

これらの話を総合すると、売却も現実味を帯びてきます。仕入先が新たなオーナーとなるのか。

クルマ屋さんで言えば、部品メーカーが完成車メーカーを買収するようなもの。小が大を飲むということもありえます。

仕入先に買収されるかも

仕入れ先が外食企業を買収するといった例は外食産業では既に存在しています。

酒類販売大手のやまやははなの舞なやつぼ八などを既に傘下におさめています。

自社商品を安定して供給できる場を持ているという点ではメリットはありますが、店を持つことが逆に負担になるのではと心配になります。

食品メーカーの買収もなくはない話

仕入先の他にも食品メーカーが外食産業を買収するケースも多く存在します。

伊藤園のタリーズコーヒーやハウス食品のカレーの壱番屋など。

先に挙げたいきなりステーキも、もしかしたら食品メーカーの傘下に収まることも考えられます。

これまでメガ外食企業がなく、群雄割拠の状態でしたが、コロナをきっかけにメガ企業が誕生してもおかしくない状況になってきました。

メガになれば、仕入れコストも共同購入、配送でかなり抑えられ、目ン玉飛び出るような価格と味で消費者を魅了できるのではと思うのですが・・・。

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