最後のピースを求めて。大戸屋グループ化に動く

居酒屋外食産業

コロワイドって凄い会社なんですけど・・・

居酒屋、焼肉屋、回転寿司にイタリアン、ファーストフード、ステーキ屋。おまけにカラオケ屋。これ全てコロワイド傘下の企業。

2000年前半に創業し、次々と買収を繰り返し、わずか20年ちょっと店舗総数3,00弱を誇る企業に成長。

とてつもなくスピード感ある会社というのが正直な感想です。

で、次なるターゲットは、大衆食堂の大戸屋。外食ばかりで身体にはよくないと思いつつ、大戸屋であればOKという根拠のない安心感を持っている人も多いはず。

それがコロワイドグループに入るか否かで今まさに盛り上がりを見せています。

大衆食堂という店舗形態でピースが揃う

コロワイド的には、傘下の飲食店に、大衆食堂的な飲食店がないこともあり、是が非でも欲しい。

居酒屋、焼肉屋を敬遠する層をうまく拾えますし、日常的に足に運んでもらえる。場合によってはランチと夕食、もしかしたら朝食需要も取り込める。

といった具合に非常に魅力的な飲食なんです。

買収提案したものの大戸屋拒否

既に大戸屋の筆頭株主でもあるコロワイド。これまで買収提案を大戸屋に対してしていきたものの、大戸屋は断固拒否。

とは言え、引き下がるようなコロナワイドではない。続けざまに取締役候補12人を株主提案で公表。そのうち7人はコロワイド出身というものでした。

万事休すの大戸屋。さらに立場を悪くするのが既存店の減収が続き前期は赤字見通し。かなり不利な状況であることは間違いありません。

用意周到。創業者の取り込みにも成功

立場的には優位なコロワイド。とは言え、それに甘んじることなく二の矢、三の矢を用意しています。

それが創業家の取り込み。この創業家、2016年に当時の社長と対立し、取締役を辞任。てなわけで、創業家にとってはリベンジマッチという様相を呈しているわけです。

どちらに転ぶか。大戸屋の去就

てなわけで、後は他の株主がどちら側につくかということになってくるでしょう。

ある意味、創業家を追い出してみたものの業績は芳しくないというようにも映りますし、これをどう見るか。

コロワイド傘下で、これまで以上の素朴な味、メニューに広がりを見せるのか、それともその逆か。

判断の分かれるところですが、いち利用者としては味さえ落ちなければいいのかなと。

とにもかくにも6月の株主総会で、どのような結果が待っているのか注視していきたいと思います。

出前サービスしてくれればと思った次第です。

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