1998年に100万台、7年後は1/10
日本も確か数十年前にヒットして、1998年にはなんと100万台。が、カメラ付携帯やらデジカメの普及で2005年には10万台と約1/10。まさに天国から地獄状態。
競合他社が相次ぎ撤退
その場で写真が見れちゃうと言えばポラロイドが有名ですが、デジカメ普及で経営破たん。コダック社も同様の道を辿り、残ったのは富士フィルムのみ。本来なら撤退も考えるが、医療系への転用という新たな価値を見出し、あアナログフィルム技術は手放さなかった。
そして日は昇る
ということで、チェキも生き延びることができたわけです。んで、韓国ドラマでチェキが使われると海外で話題となり、その熱気は中国にも伝播し、販売台数は垂直右肩上がり。
デジタルに慣れしたしんだ若者に、紙に出力された写真がたいそう新鮮に映ったみたいです。
レッドオーシャンでは戦わない
チェキのヒットは他にもあります。それは競合他社の多いカメラというくくりで販売せず、雑貨というくくりで販売したこと。見方を変えれば雑貨な訳で、パーティグッズというくくりでもありかなと。
しかも、インスタントカメラが作れるのは富士フィルムだけ。ブルーオーシャンなだけに、利益も相当稼げていると推察されます。
耐え忍ぶって大事
2005年に撤退せず粛々と開発を進めてきたことが大きなポイント。総合繊維業で生き残った東レも同じ。競合はどんどん撤退するけれど、耐え忍んでいれば、いつか日の目を見て、大きな果実となる。
となると、カセットテープやらアナログレコードなどもひつか日の目を見るのかしら