産業ネットワークも互換性重視の時代へ

Macでwinが使える衝撃

その昔、Macが今ほど勢いのなかった時代、なんとMac上でWINDOWS OSが立ち上がっちゃうという衝撃的なソフトがありました。

これならばお家がMACで、会社がWINDOWSでも持ち帰り残業ができる

当時としては画期的なソフトでした。

今回取り上げるお話は、そんな互換性にまつわるお話。産業用ネットワークもMACとWINDOWSのように独自の規格があります。

その両陣営が歩みより、互換性を持たせたということで話題を呼んでいます。

アジアの雄、

産業用ネットワークでアジアの主流と言えばCLPA

何と日本の三菱電機がこの規格の長という位置づけ。

欧州の雄、

一方、欧州の規格の長はレアルマドリードのスポンサーで始めて知った、あのシーメンス。PIという規格を採用しています。

お互い産業ネットワークを築いて、自社製品の販売拡大、機器メーカーの囲い込みから他の規格と互換性というのはスルーしてきましたが、昨今のIOTの加熱っぷりからでしょうか、自社規格だけでは限界に来ていました。

増える互換性のニーズ

てな訳で、現場レベルでは、シーメンスの機器とネットワーク内に取り込みたいだの、欧州では三菱電機製の機器を取り込みたいだのという声が続出したのでしょう。

さらに今では、全世界をまたにかけての製造業となりますので、欧州の企業がアジア圏に工場を建設した際、えっ、アジア規格のCLPAが使えないの?といった混乱も予想されます。

合従連衡続くか

このような機器メーカーからの要望もあったのでしょう、この度、CLPAとPIが連携することに。これで接続できる機器の幅が広がると同時に、今までは規格で守られていたのに、連携することで競合が増えることになります。

この連携、時代の要請もありますが、一方では産業機器ネットワークの絶対王者、ロックウェルオートメーション対策とも言われています。

絶対王者、ロックウェルオートメーション

CLPAとPIの連携で、産業用ネットワークのシェアは45%。(アジア15%、欧州30%)けれども、その上を行くのがロックウェルオートメーションなのです。

で、こちらの規格がODVA。米国では圧倒的なシェアを握っています。

これにより産業ネットワーク界隈では大手の寡占化が進み、中小の企業もどの陣営につけばいいか様子見。合従連衡がこの先続き、2大産業ネットワークに収斂されていく気がします。