初めて知った、三菱重工の事業領域

三菱重工電機業界

名前は聞くけれど・・・。

三菱重工と名前をあちこちでよく聞くけれど、一体何を作っているのが全く見えない。というのも、コンシューマー向けの製品が少なく、主にビジネス向け製品が中心だから。ビジネス向け製品と言ってもむちゃくちゃ広い。

三菱重工

ざっくり分けると3つの領域

まず重電メーカーと競合する発電系ビジネス。発電所であったり、発電の肝と言えるタービン開発、それと燃料運搬用の船など。2つ目が官需系。橋梁や水門などの建築物や軍用関係。で、最後がエアコンやクルマのターボチャージャーなど。

発電所
戦車

で、業績と言えば

利益の大半を稼ぐ発電系は、震災後状況が一変。火力発電の入札では本命と目されていたのにGEに持っていかれる始末。官需系も同様。公共事業の予算縮小が縮小し、受注が激減。軍用関連もかつては過半を占めていたのに3割まで減少。どの領域も苦しい立場。

世界のプレーヤーと言えば・・・。

三菱重工より先を行くのがGE。売上高は三菱重工の5倍。世界最高のインフラ会社を目指すとのことで、シェア1位、2位の製品に絞り、成長乏しき製品は売却したりなど、大胆な選択と集中を断行。過去5年間の時価総額は約2倍に成長と、良き方向に転がっているのは確か。

GE

黙っちゃいない三菱重工

大きく水を空けられた感じの三菱重工だけど、粛々と改革を進めているのは確か。製品の選択と集中も、本体から切り離したり、M&Aを積極的に仕掛けたり、はたまた現地スタッフへの権限委譲を進めたりなどなど。

世界に伍して戦うには、それ相当の覚悟が必要。グローバルで戦うって本当に大変だとあらためて実感。

日経ビジネス NO.1762
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