私とパイオニア
振り返ってみるとパイオニア製品を我が人生で買ったことはない。AV機器はパナソニック、三菱、シャープ、ソニー。カーナビはソニー、クラリオン。けど、テレビにしろ音響機器にしろ熱烈なファンが傍にいたので、イメージはそう悪くない。
テレビ事業を売却で、撤退を惜しむ声
まだ薄型テレビが珍しかった頃、当時の値段は35万円近くだったかな?。あれこれ調べた結果、パイオニアに行き着いたという大金持ちの知り合い。テレビでもパイオニアのテレビ事業を惜しむ声をよく聞いたけど、あのお金持ちも同じ思いなんだろうなと。
さらに驚き、黒字事業も売却
で、ここに来て選択と集中を加速させ、DJ機器事業と音響機器をも売却。経営資源をカーナビに集中させるためとのこと。黒字事業なら残しておいてもと普通は思うけど、この先市場が拡大する可能性が低いというとで売却を決断したようです。
レッドオーシャンのカーナビで戦う覚悟
手元に唯一残したカーナビ。元々競争力も高く、技術では他社を一歩リードといった感じだけど、スマホや格安ナビなどの激戦区は確か。と不安には思ったけど、そこはちゃーんと考えている模様。
海外攻略と協業
カーナビ事業の海外売上比率は57%と海外中心。モーターリゼーションの波がこの先、訪れるであろう新興国を中心にシェアを伸ばしているです。加えて、アップルなどの異業種とは競合ではなく協業と言う戦略を取り、既に商品化の目処も立っている様子
1本足打法ってどーよ。
企業によっては、1本足打法を危険を見て、他の事業にも進出して第二の柱育成なんて話も聞くけど、その企業の置かれた状況によっては1本足打法も有効なのかなと、今回の記事を見て思った次第です。
日経ビジネス NO.1768