自然エネルギーと言えば太陽光発電ですが・・・
自然エネルギーと聞いて身近に感じるのが太陽光発電。あちらこちらの空き地に太陽光パネルが設置され普及もかなり進んでいる様子。
九州地方では太陽光発電で生まれる電力がかなりの量で供給を一時ストップするまでに発展。
原子力に頼らないエネルギー生活がより身近になった感じがします。
で、今回のお話は自然エネルギーの中でも今まで日の目を見なかった風力発電のお話。
しかも海の中に設置される洋上風力ものです。
沖合は管理者不在だったの?
日本ではあまりお目見えできない洋上の風力発電ですが、欧州ではとてつもない数の風車が設置されています。
生まれる電力は、日本の洋上風力の4倍というのですからかなり普及が進んでいるのでしょう。
日本で、この洋上風力がなかなか進まなかったのには理由があって、沖合は管理者不在だったのが主な理由。現在、日本で設置されているとは陸に比較的に近い場所で、ここは都道府県が管理しています。
ので、風車を設置したい時は都道府県に届け出すればいい。けど、沖合となると届け先が不明。勝手に設置することもできずなかなか普及が進まなかったという事情があります。
法整備で沖合設置も本格化?
そんな事情を汲んでか、2018年11月30日に海洋再生可能エネルギー発電利用促進法を成立させ、来春をめどに施行されることとなりました
国が5箇所の海域を促進区域と定め、最長30年間にわたり海域を発電ように占有できるようになります。
といった具合に管理先が明確になったことで洋上風力が本格的に普及するのではと期待が持たれいます。
続々と参加を表明
早速、名乗りを挙げたのが大手電力会社。東京電力が銚子沖きで調査を開始。負けじと関西電力は洋上風力計画に出資してノウハウの吸収に動き出しました。
普及を妨げる入札制
とは言え、洋上風力の設置を計画しても、最終的にGOとなるのは入札の結果をまたないとダメ。
価格面でとんでもない金額を提示すれば却下される恐れがある。
それまで地域住民や漁業組合と調整をしてきていたのに、それも全ての水泡に帰すことも十分にありえる訳です。
地元民にしても、それまで交渉していた業者ではなく、全く知らない事業者が降りてきて洋上風力やりますよなんてことも。
当然トラブルに発展すること間違いない。
ということもあり、コストもそうだけど地元民との調整具合なども考慮した入札制にして欲しいと懇願中だとか。
とにもかくにも自然エネルギーが増えることは良いこと。沖合は安定的に風吹くということでで発電にはもってこい。
日本にも定着しないかと切に願うばかりです。