電力自由化でプレヤー乱立
2016年の電力自由化に向けて、様々なプレーヤーが発電ビジネスに参入。その多く自然エネルギー。地熱、風力、太陽光発電などなど。で、今回取り上げるのがごみ焼却施設を活用した発電ビジネスの話。
近所のゴミ焼却には、ゴミを燃やした熱で温水プールに活用していたけどまさしくそれと同じことが今注目されている。
ゴミの埋め立て量削減
環境先進国の欧州では、co2の削減にはじまり、自然エネルギーの活用など日本がお手本としてきた事例がいくつかある。
で、ゴミに関しては、2020年までにゴミの埋め立て量を1995年日65%を掲げている。ということで、ゴミ焼却施設の需要が高まっている。
日立造船がゴミ焼却ビジネス?
日立造船という社名どおり、船づくりがメインだけれど、日立造船のホームページを見ると、プラント事業、水処理、インフラ事業など手広く事業を展開。
中でも、ゴミ焼却事業はメインの事業らしくサイト上の扱いも大きい。世界シェアNO.1だから当たり前なんですけどね。
職人技を平準化
日立造船のゴミ焼却技術の肝は、ビッグデータを活用した焼却技術。それまでは職人目に頼り、炎の色などを見ながら燃焼を調整していたのをビッグデータを使って調整している事。
これにより、電気が最も高く売れる時間帯に合わせて最大熱量を発生させて売電することが可能になる。
一石二鳥の離れ業
どの時間帯に売れば高く売れるかまで解析するのは凄い。オークションに例えれば需要が最大の時に出品するようなもの。
オークションも時期、時間帯によって入札が大きく変わりますからね。それすらもビッグデータ解析してしまうというのだから、恐ろしい・・・。
とにもかくにも、ロスした運転エネルギーを発電に変えるというはすごい。
発電付フィットネスクラブなんてあったら、いいだろうに。バーベルを上げる力が電気を生み出す。で、売電分を会費コストに還元するとか・・・。どこかのフィットネスクラブやらないかしら
日経ビジネス NO.1782