火力発電事業の相手先に中部電
東京電力の火力発電の提携先の件、名乗りを挙げた会社は中部電、関電、東京ガス、大阪ガスなど大物揃いの中、東電のハートを射止めたのは、何と同業の中部電力。これって合併の布石?と思うのは僕だけでしょうか・・・。
面子丸つぶれの東京ガス
これで大損喰ったのは東京ガス。扱うエネルギーは異なるけれど、事業エリアは一緒。東電に配慮して表立った攻勢を控えるなどしていたのに・・・。あまりにも酷な仕打ち。詳しくはこちらをご覧ください。
まるで携帯キャリアと一緒じゃん。東京ガスの優位性
格安スマホの台頭に見る既得権の崩壊 SIMフリーが義務化されて、日本でも端末の乗り換えが自由になりました。SIMは格安のものを使って、端末はドコモ。なんてことも。ということで既存の3大キャリアが安穏としてられない。全国に張り巡らした通信イン...
背景に政府の見えざる力
今回の提携の裏には政府の大きな力が働いたという向きも。東電はある意味国有企業。なので国の影響力が強くなるのはいたし方かない。
政府としては大手電力同士が手を結んだほうが、電力自由化の政策を進めやすいという思惑もあるみたい。
LNG調達量、世界NO.1
東電と中部電が組むことで、LNG調達量は世界NO.1。ってことはですよ、LNG界隈のヤマダ電機となる訳で、それはそれは価格交渉の面では有利になるはず
今の日本は高値を掴まされているなんて話も聞くし、立場が逆転する可能性も大いに考えられます。
中の人は大変そう・・・。
この提携をきっかけに海外の発電ビジネスに打って出るという話もあるけど、まずは社内が一つにならないと難しいかも。
この提携を快く思っていない人はまだまだいるみたい。特に中部電力は政府の口出しが増えるのではと不安視している向きも
このような状態が続けば、海外ビジネスもうまく行かない気がする。ダイムラーとクライスラーの合併が大失敗に終わったように。企業文化の融合ってホント難しい。
日経ビジネス NO.1759
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