金余りということ?信用金庫の低い預貸率

そもそも信用金庫と銀行の違いって何?

銀行と言っても、三菱東京UFJやみずほ銀行のようなメガバンクやら、伊予銀みたいな地方銀行、信用金庫など種類は色々。

ネットで調べると信用金庫とは、主な融資先が中小企業で、営業活動範囲も限られているようです。表にまとめてみるとこんな感じです。

信用組合 銀行
融資先 中小企業 中小企業 大企業
エリア 限定 限定 限定なし
業態 非営利 非営利 営利
会員 資格なし 資格あり なし

信用金庫の大ボス、信金中央金庫

年金なんかにも見られるように、会員企業から集まるお金をまとめて金融商品に投資して運用し、運用益を膨らまそうという例のあれ。

信用金庫の世界にも、皆からお金を集めて運用する機関があります。それが信用金庫の大ボス、信金中央金庫。

各信用金庫が融資などに使いきれなかったお金を集めて、まとめて運用しています。運用資産は30兆円。全国に約270の信用金庫があるといわれているから、1信用金庫あたり9兆円の計算になります。

過去の運用は失敗

2009年にもお金を集め運用はしたものの、リーマンショックの影響で多額の損失が発生。お金を出した各信用金庫にしてみれば、俺らのお金を何してくれてんねんという声が聞こえてきそうですが、2015年にも実施するようで、今回はどちらかと言うと歓迎ムード

運用がうまくいくと踏んでいるんでしょうか・・・。

配当利回りがいいんです

この歓迎ムードの主な要因としては運用利回りの高さが上げられます。国債の利回りが10年債で1%を下回る中、信金中央金庫にお金を預ければ、1.5%の配当利回りとのこと。

ならば、国債よりも信金中央金庫へとなるのもわかります。

信金をなめたらあかんぜよ。

歓迎ムードの要因として、もう一つ。金余りとうい側面もあります。信金は業界全体で130兆円以上の預金を集めているものの、中小企業などへの融資比率が他の銀行に比べるとものすごく低い。

ということで、余ったお金を寝かせておくのはもったいない。ならば比較的安定している信金中央金庫にお金を預けるのもうなづけます。

どうして金余り。

ここで気になるのが貸し出しのだぶつき。信用金庫の主な融資先は中小企業ですが、企業側からお金を貸してくれという声がかからないのか、はたまたメガバンク系の営業攻勢に押されているのか・・・。

昔勤めていた会社にもメガバンクが融資しますよって毎日のごとく電話と訪問活動をしてたっけ。金利も信金よりも低いようなことを言っていたような気がします。

アベノミクスの波及は限定的?

今回のお話をまとめていくうちに、景気は上向いているものの、まだまだ末端の企業までには波及していないのかなと。業績が上向かなければ、融資を受けることもしませんしね・・・

低い預貸率(預金のうち、貸し出し金に回している比率)も、対象が限定され、かつ中小企業というのも影響しているのかも。 地域経済の活性化という理想には、まだまだ時間がかかりそうな雰囲気です。