狭く深くへシフト。野村證券

投資金融保険業界

ネット証券全盛の時代だけど・・・

野村證券が営業店舗30店を閉鎖ということで大きく報じられていました。

業界NO.1と言えども時代の変化には対応していかないと生き残れないということを如実に語っているようにも見えます。

今や証券取引の約9割がネットということを考えると、さもありなんといった感じです。

かくゆう自分も、投資関係はネットメイン。取引開始直後は携帯電話まで連絡してきては、投資を進めてくるなど、対面販売の名残を感じました。

もうこの先、電話してくるのは控えてくださいときっぱり断った所、それ以来一切連絡してこなくなり面倒な面はなくなりましたが・・・

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営業店舗の削減でどうする

営業店舗の削減は、対面販売から脱却を意味しています。

野村證券に限らず、他の証券会社、銀行も同じことが言えます。

とは言え、顧客との接点が減る中で、次なる飯のタネがないと会社は存続できない。

てなわけで、野村證券は、優良顧客へのより一層の手厚いサービスを柱にして今後事業を展開していく、そのように僕は見えました。

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預かり資産残高を重視

何かの本で読みましたが、ある全体の利益の内、上位2割の人が全体の8割の利益を占めるというパレートの法則というものがあり、この優良顧客シフトはまさにパレートの法則にのかった戦略なのかなと。

世の中2極化と言われて久しいですが、お金を持っている人は想像を超える資産を保有していますよね。

塩漬けにするのはもったいない。お金を運用してさらに資産を増やしていきたいというニーズは確かにあるでしょう。

野村證券では2018年12月時点で預かり資産110兆円。これを2020年までには150兆円上げることを目標としています。

預かり資産からの手数料収入を増やすことで事業を回していこうというわけです。

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一人あたりのシェアを深く

となると、これまでよりも優良顧客に接する機会を増やし、広く浅くという営業から狭く深くという営業に切り替えていくことになるんでしょうね。

顧客の立場になれば、ある意味コンサルを雇うようなもので、大変頼もしい存在と言えます。

やっぱり投資のプロですから、素人レベルでは持ち得る情報の質も比べ物にならない。

顧客側にとっても選ばれている感から来る満足感も相当なものと考えられます。

食い気味に投資商品を売り込まれるのはちょっと迷惑な感じがしますが、程よいさじ加減であれば良いサービスだと思います。

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復活なるか名門

バブル時代には、あのトヨタと肩を並べるほど収益を誇った野村證券

再び輝きを取り戻せるのか楽しみです。

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