世界的な木材不足で変わるSDGsという視点で国産木材が復活するかも

住宅・不動産

コロナ対策のゆるゆる金融政策の余波

コロナにより経済停滞の影響を抑えるべく始まった各国の金融制作。お金を持っている人にとっては、ウハウハ状態。日本では株価がバブル期以来の3万円台を伺うほどの絶好調っぷり。なのに、実体経済は、そんな好景気とは無縁状態。

住宅業界も活況

コロナ対策により住宅金利も大幅に下がり、住宅業界も活況。特にアメリカの需要は旺盛とのことで、それにより木材需要が急増。
これにより世界的に木材価格が高騰してしまい、しかも長期化するとのこと。木材を輸入に頼る日本にとって困った状況が起きてしまいました。

優先順位の低い日本向け

海外の輸出先にとって日本はこれまでお得意様でした。品質基準は厳しいけれど安定的に注文が入る。
が、この木材不足状況になり、日本の優先度は相対的に低くなり、品質はそこそこで大量注文してくれる国を優先する状況になる可能性が出てきました。
一旦、ラインが切り替わると元に戻すのには時間がかかる。さらに木材不足の長期化を考えると、かなり厳しい状況と言えます

ならば国産でしょう。

ということで、脚光を浴びているのが国産木材。海外に比べると価格が高かったものの、今の状況では輸入品もさして変わらないのでしょう。
国産木材を積極的に使いましょうという動きも出てきています。
日本の国土の7割が山林と言われ、山林従事者が少ない、かつ木材を運び出す設備が不十分ということで、価格の高騰はもちろんですが、山林のメンテナンスが行き届かず土砂災害なども引き起こす原因にもなっています。

SDGS

SDGsという視点で国産木材復活

乃村工芸では、フェアウッドという地産地消を促す取り組みをはじめました。建築材に地元の木材を使用し、地域経済を活性化させようという動き。
今、はやりのSDGsにも繋がるところもあり、引き合いも多いとか。
企業もSDGsの活動に積極的に取り組むことで投資を呼び込みやすい。この流れにのって日本の林業が活性化することを切に願うばかりです。

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