Amazonの商流は3つ
Amazonには大きく分けて3つの商流があります。自社で商品を仕入れて販売しているもの。他社の商品を販売しているもの。こちらはマーケットプレイスという奴です。そして3つ目がフルフィルメント by Amazon。
こちらは他社が仕入れて商品をAmazonの倉庫に納品して、Amazonが発送してくれるというもの。
で、今回のお話はフルフィルメント by Amazonにまつわる何ともトホホなお話です。
フルフィルメント by Amazonのメリット
マーケットプレイスと異なり、Amazonの配送センターから送られ、しかも扱いはAmazonが自社で仕入れた商品と一緒。サイト上にはプライム製品と同様な扱いとして表示されます。ので、購入されるケースも高い。しかもAmazonの決済サービス、配送サービスを利用できる。自前で用意すればとんでもない金額になります。もちろん有料ですが、ECをこれから始めるという人であれば、利用者の多い場で即商売できるのですからメリットは大きいと言えます。
Amazonとしてもフルフィルメント by Amazonの利用者は、Amazon全体の流通額の内4割を占めるというのですから、Amazonにとっても旨味のある商売と言えます。
うまい話には毒がある
ところが全て良いことづくしというわけでもなく、返品の多さに頭を抱える出品者が最近増えているとか。
例えばBluetoothイヤホンを出品していた会社では、街中で使用したら音が切れるので返品したとのこと。
商品は不良品ではないものの、これは使用状況によってはよくある話。
それを理由に返品扱いになると厳しい。
消費者にとっては試しができるのはありがたいですが・・・
これはまだ甘い方で、中には悪質なものも。
悪質な返品も中には・・・
ある出品者は100個もの注文が入り、ウハウハ状態だったの束の間、その全てが返品になるという事態が発生。
念の為返品された商品を全て検品して再びAmazonの倉庫に戻したようで、出品者曰く競合他社による嫌がらせではないとのこと。
このような返品がまかり通るとなると出品者も苦労が絶えないでしょう。
返品問題は助かるんですけど
今まで洋服関係で、返品を利用したことはあります。とは言っても、この商品は返品可能な商品ですよ。とは言え、ある一定額まで行かないと利用できませんよと若干ハードルを高くして予防線を張った仕組みのものでした。
とは言え、金額合わせのためいらない商品を購入するケースもあり、解決策としては返品回数を決めるとか、その内容をよく精査して、悪質な返品者はブラックリスト化するとか何かしらの対策が必要かと思いました。