訪日外国人の多くはアジアだよ
訪日外国人が1000万人に届きそうな位、勢いが依然衰えない。2020年にはオリンピックを控え、さらにその勢いは増しそう。
訪日外国人を国別に見ると韓国が圧倒的に多く続いて中国とアジア勢が大半。
特に中国が爆買いで名を轟かせたこともあり、観光関連業界にとっては上客と言ってもいいでしょう。
少しでもおらが村の魅力をアピールしようと、中国語対応のサイトを作る企業も増えています。
企業向けになると、英文が当たり前ですが、昨今では中国、韓国語対応というのもみかけ日本もグローバル化したなと感じます。
YouTubeリンクは日本では当たり前なのに
ところがここで、一つ問題が・・・。
中国語対応の場合、その多くは簡体。中国本土で使用される言語とのことで、より多くの人に閲覧してもらうにはこの選択は正しい。
けど、残念なことにYouTubeやGoogle Mapは中国本土では閲覧禁止。
てなわけで、観光スポットをまとめた動画をYouTubeリンクさせたり、観光スポットまでの地図をGoogle Mapを使用していたりすると、中国の方々は一切見れないという事態に
せっかくお金をかけて見てもらえないとは企業側にとっても不幸この上ありません。
繁体との併用がいいかもよ
対応策としては、繁体と簡体の併用。
香港や台湾向けは繁体が主流とのこと。ので、香港、台湾では、YouTubeやGoogle Mapは閲覧可能なことから、中国本土に比べると数は少ないものの、台湾、香港の訪日外国人はフォローアップすることができます。
二刀流の愛知県観光サイト
これを実際に運用しているのが愛知県の観光サイト。
2018年11-12月の訪日外国人の認知度を調査した所、台湾出身者で9.1%、香港出身者で約7%。一方の中国本土ではわずかの0.5%とのこと。
いかに閲覧禁止がサイト閲覧を左右するのかがわかります。
閲覧禁止というマイナス面の他にも、検閲チェック機能もサイト閲覧を阻害する容易にもなっています。
サイトアクセス後、検閲が入り読み込みに10秒以上かかるとか。
10秒以上待たされたら離脱するのも無理はありません。
独立して作るしかしないかも
では、いかにして中国本土の方々にサイトを閲覧いただくかとなると、まず動画はYouTubeを使わずサイト埋め込みにしちゃう。地図はバイドウマップ。これらを使うことで、閲覧は可能となります。
検閲チェック対策としてはページ数を極力減らすこと。
となると、完全に日本語や他の言語とは全く独立したサイトを作らないと対応は難しいかなと。
ここまでお金をかけるメリットがあるのかという疑問もありますが・・・