今や電通と肩を並べるほどに成長
今から約20年前、ネット黎明期の1998年3月に創業したサイバーエージェント。2000年には当時最年少の26際で東証マザーズに上場した会社が、今や時価総額で博報堂を抜き、絶対王者電通と肩を並べるほどに成長。直近の2021年4-9月のネット広告の売上高に限れば電通を凌いでいるというのですから、凄すぎます。
当時、上場した時のニュースで、ほぼ同時期に上場した楽天三木谷さんとの比較で、藤田社長は電車、三木谷社長はタクシーを挙げ、ネット会社でもこうも違うのかといったやや揶揄っぽい報道に、今思うとこのような報道したメディアも、今のサイバーエージェントの成長っぷりを見たら平謝り状態でしょう。
大黒柱は、ネット広告とゲーム事業
アメブロで一気に知名度を挙げた感じの同社。芸能人ブロガーへの広告出稿費がとんでもない金額で、ウチでは無理だなと思ったことがありました。
ので、ネット広告と聞くとアメブロを軸とした広告運用かと思いきやさにあらず、広告制作で他社が追いつけいない程の技術力を持っているとか。
平たくいえば、AIを駆使した広告制作で、AIを使い画像、動画、txtなどを蓄積されたデータで広告を生成するというもの。これによりよくあるABテストなるものはせずとも、最適な広告づくりが出来るわけです。ちなみにAIを使った場合と使わない場合で広告効果は30-40%違うというのですから、その精度の高さが伺えます。
ウマ娘大ヒット
もう一つの事業の柱がゲーム事業。昨年、流行語大賞にもノミネートされたウマ娘ですが、こちらが同社の作品であることを初めて知りました。
ゲーム事業に本格参入したの2009年。これまでコンスタントにヒット作を出し実力も申し分なし。ウマ娘のヒットも必然だったのでしょう。
このようにヒット作に恵まれているのも、会社の仕組みが秀逸だから。そもそもゲームを提供する小会社が12社もあり、お互いが切磋琢磨しながらゲーム制作が行われているとか。
加えて、スタッフのスキルアップを目的にしているのか、会社の枠を超えてスタッフの交流、人材提供を活発に行われています。こうして会社全体のさらなるスキルアップが図られているのでしょう。
衰えないスタットアップ精神
会社がこんだけ大きくなると守りに入りがちですが、同社の場合は逆。貪欲に新しいビジネスの種を探し続けており、これが同社の成長力の源泉と言ってもいいでしょう。
新規事業発表会なる会議体を毎年のように開催。ここからマクアケなど30社以上の子会社が誕生したとか。
創業者の藤田社長のDNAが脈々と会社の中で引き継がれている。絶やすことなく次世代に繋ぎ続けられるとは相当な苦労だったと感じました。
さらに存在感を高め、世界が認めるエクセレント・カンパニーになって欲しいと思った次第です。