大幅値下げの携帯料金。けどね、勝算ありってさすがだわ

IT業界
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菅さんに名指しされて困ったよ

海外に比べ日本の携帯電話代は高い。もっと値下げの余地はあると名指しされてしまった携帯業界。

国から民間の経営に口出しされるのは驚きましたが、消費者からは特に批判的な声も上がらず、むしろ賛成といういった雰囲気。

たまらず、世間の空気を敏感に察した携帯各社は格安ブランドを使って国の要請に応える形。本丸のメインブランドは料金据え置き。

が、契約者数の多いメインブランドで料金値下げしなければ意味がないと再び責められ万事休す。

こうして最大手のドコモが2980円という、とんでもない料金プランを発表。業界はもちろん、競合他社もびっくり仰天しました。

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失敗された減収もどこ吹く風。ドコモ絶好調

この発表を受け、KDDI、ソフトバンクも対抗プランを発表。まぁ、これまでの歴史を振り返るように、どこかが新しいプランを発表すれば他社も追随する。結果、横並びになる。

今回の場合は、携帯料金値下げが大名目。ということを考えると消費者にとっては良き方向に進んでいるので良いと思います。

ドコモも減収分は、コンテンツビジネスの拡張で補うと言っていましたが、蓋を開けてみたら、本業の携帯事業も絶好調。

他社に先んじて発表したことが功を奏したのか、予約件数は既に100万超え。12年ぶりに転入が転出を上回ったとか。

ってことは、毎年毎年、ドコモはユーザー離れを引き起こしていたんですね。この先、何もしていなかったら、KDDIにトップの座を譲り渡していたでしょう。

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急ぎ他社も追随。ドコモ独走許さじ

2980円の衝撃プライスが限界かと思いきや、ソフトバンクは通話料を除いた20GBのデータプランを2480円というさらに衝撃的なプランを発表。

値下げ合戦をさらに盛り上げるこのSoftbankの価格戦略に、これまたKDDI、ドコモも追随。

確かに最近の通話といえば、LINEを使うことが多いので通話分を切り離してもらってもそんなに痛くもありません。

このように目まぐるしく進む携帯料金の引き下げ。一番喜んでいるのは菅さんではないでしょうか。

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楽天も1980円プランで対抗

ドコモの2980年のプランを発表した時、あの三木谷さんさえお手上げといったコメントに触れ、ドコモのプランがいかに衝撃的だったということを実感しました。

が、そこは三木谷さん。すかさず大手3キャリアでは到底実現できそうにもない、1980円プランを発表。しかも月々1GBまでなら無料という大サービス。

そもそも寡占化した日本の携帯市場に風穴をあけるということで国からも期待されていた楽天モバイル。

そのお役目を今回も果たした格好となりました。さすが三木谷さんです。

横並びでユーザーの移動は軽微かもの噂

こうして各社の料金プランは横並びになったことで、転出件数は10%ほどではないかというのが大方の予想。金額にすると年間数百億円レベル。

が、今や携帯各社の営業利益は1兆円前後ということを考えると、影響は限定的。つまり今回の大幅値引プランも携帯各社にとっては、それほど経営に大きな影響を与えないのではと言われています。

Softbankが既に携帯事業よりも、コンテンツや金融サービスで利益の大半を稼いでいることもあり、事業構造が大きく変容していることも挙げられます。

そう考えると携帯各社は時代に合わせて、事業構造を変化させて対応していきているとも言えます。

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膨大な契約者という資産をいかに有効活用していくかが、今後の勝敗の分かれ目になっていくんでしょうね。

将来的にはGAFAとも対峙する時が来るんでしょうね。楽しみです。

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