まさか彼が・・・。
不正競争防止法違反の容疑で逮捕。サラリーマンとして地道に真面目に働いてきたのにまさか。当の本人はさぞ驚いていた様子。
このお方、元々勤めていた会社をやめ、ライバル企業に転職。これまで培ってきたスキル、ノウハウを評価されたとのことでしょうが、本人も新天地で頑張ったるで右腕ブンブンに回していたと思います。
ちょっと待て。それってグレーな気もするけど
世の転職者はこれまでの経験を買われて採用されるケースが多く、面接の段階でどうしても職歴にこれまでの手掛けてきた内容を記載してしまうもの。
具体的なプロジェクト名は企業名を出さずにしても、面接官が知りたいのはまさにそこ。全力で拒否しようものなら心象を悪くしてしまう。
というわけで、ポロリしてしまう人も多いのではないでしょうか。けど、これって先に挙げた不正防止法違反に抵触する恐れが十分にあるということを知りました。
大量のデータをダウンロード
今回逮捕に至った冒頭の男性。元の会社での評判はすこぶる良く、彼の逮捕にかなりショックを受けていたとのこと。
彼の転職先が中国系のライバル企業。退職時に競合会社の転職はぺけよと誓約書でもうたっていたのに、それを反故にされてしまった。
これはもしかしたら・・・と思い、外部機関にお願いして調査を開始。
電子鑑識と呼ばれる調査で、パソコンやスマフォ、サーバーなどIT機器からでデータを抽出。
彼が退職するまでの数ヶ月間の情報を調べると大量のデーターをサーバーからダウンロードしていることを突き止め、警察にお願いすることとなったわけです。
企業も情報漏えいの取締を強化?
社内の情報漏えいを監視する企業の話によれば、転職者が激増する3月。その1-2ヶ月前に、この手の活動が活発化するとのこと。
製造業なら技術情報、不動産なら顧客情報などなど。
これまでは社員を性善説で管理していました。というわけで、情報漏えいの監視を実施していない企業は約半数以上。
この手を情報漏えいが増えると、今後情報漏えい対策を進める企業も増えてくることでしょう。
外よりも中の人が怖い
これまでは外部の人間が情報を盗む。ので、セキュリティ対策をばっちりほどこしたり、支給pcの管理を徹底していたりていましたが、フタを開けてみれば内部の人間の犯行が多いことに驚きました。
この事実に気づき、情報管理を徹底していく企業が増えていくことでしょうね。
自分も疑いの目で見られていると思うと残念でなりませんが、とにかく情報漏えいには気をつけないとと思った次第です。自覚はしてなくても、その行動は立派な犯罪になることが多いので・・・。