改革イメージの強い伊勢丹
2013年4がつの営業時間1時間短縮に始まり、閑散期には休業を月2日設定、セール期間の後ろ倒しなど百貨店業界にあって改革イメージの強い伊勢丹。
次なる改革は正月3日からの営業。てな訳で1月2日と3日はお休みにするといもの。
昔は確かに正月は休みだった
その昔は百貨店もお正月はお休みでしたが、1990年代後半に総合スーパーや専門店が元旦から営業をするもんだから、その影響を受けてか、百貨店も正月からの営業に前倒し。それがいつしか当たり前となっていたのをまた昔に戻そうよというのが今回の改革
社長のインタビューに同感
三越伊勢丹の社長いわく「正月は家族が集まって茶の間で箱根駅伝を観ながらゆっくり過ごすといった伝統的な日本文化を取り戻したい」というもの。
正月じゃなければ、なかなか家族全員が集まってなんてシチュエーションは皆無。どこのお店も3が日はお休みのため、必然的に家で過ごすことになる。
思い返せば自分も、お正月と言えば箱根駅伝を観ながらお雑煮を食べていたという記憶しか残っていない。
従業員の接客の質も向上
他にも、従業員の接客の質向上を上げている。正月から働きづくしだとどこかで自分だけ損している気がするんでしょう。自分も真夜中まで残業した時に、何で俺だけこんな夜遅くまで働かなきゃならないの?と気持ちが滅入ることもしばしばありました。
心身ともに正月を満喫できれば、仕事へのやる気も変わってくると思います。
先を見据えた施策
近視眼的に見れば確かに売上が落ち込むのは痛い。ただこのままの状態が続けばデパートや専門店との同質化は避けられないと思います。
百貨店はやっぱりどこか特別な存在で、ちょっと自分へのご褒美であったり、背伸びしたい時に行きたいもの。そのイメージを取り戻す意味でも、正月営業後ろ倒しは賛成
あとは三越伊勢丹に追随する百貨店も出てくれば、業界全体で盛り上がってくるんでしょうけど・・・