これが正解。ネットとリアルの融合。マルイ

マルイ流通業界

ネットとリアルは相反するもの?

ネットでの購買が定着してきた今、盛んに聞かれるのがネットに客を奪われて、もうダメという声

特に本屋さんはその計著な例でしょうね。けど、この先、ネットの勢いが減速することはまずはないですし、互いに手を結ぶしか生き残る道はないかと。

んで、今回紹介するのがマルイの取組み。

ネットとリアルをうまーく融合して、これならばネットとリアル、双方がウィンウインの関係になれると思いました。

マルイ

リアルはモノを試す場

リアル店舗は、あくまでもモノを試す場として、割り切って運営。というのが一昔前にもありました。

確かあるホームセンターの取組がそれで、草刈り機や発電機、電動ドライバーなどを自由に使うことができて、購入はネットでというもの。

その仕組みをマルイでも導入しています。

洋服であったり、靴であったり、試着が自由にでき、購入はネット

マルイ

接客に集中できるという売り場

ただしマルイの場合、この仕組みを一歩前に進め、在庫を一切持たないという店舗にしたわけです。

結果、店舗スタッフは棚卸しやら、商品管理という煩わしさから解放され、接客に専念できる。

客にとってはこれ以上ない環境を提供してくれるわけです。

客に、「このサイズより上のサイズないか?」と聞かれれば、すかさずタブレットを取出し、在庫を確認できて、その場で商品の有無を回答できます。

決済もタブレットを使い、ポチッとしてくれれば完了。

レジが一切ないというのもネットとリアル店舗の進化系とも言えます。

マルイ

異業種にも転用できるかも

マルイの場合は、主に洋服中心ですが、家電や本屋もこの手法は十分使える気がします。

特に家電ならサイズやら使い勝手はネットではイマイチわかりにくい。実際に見て、触れて、操作してみて当たりかハズレかを検討してみたい。

本にしても、軽い立ち読みをしてから、購入したいというのが本音。

こじんまりでもいいので、お試しコーナー的なものを店舗内に作ってみてもいいのかなと。

お試しであれば、もっと振り切った陳列もできると思います。

炊飯器なら実際に炊きたてのお米を試食できたり、炊き上げ後数時間経ったお米を食べさせたりと・・・

店舗網拡張も期待できる

マルイのこの融合店舗ですが、在庫を持たない、レジを持たないということで機動力に優れているところもミソ。

マルイの店舗を飛び出し、ショッピングモールやイオンなどの催事スペースなどに出店し、全国をキャラバン展開しているとか。

まだ出店しないエリアの購買力をテストするのにも十分使える気がします。

ネットとリアルの融合がますます加速する感じがしました。

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