ドラッグストアと言えば
電器屋、洋服屋と専門店が力がつけて、百貨店、デパートが窮地に追い込まれてから、もう数十年経ちます。
このように専門店が消費者の支持を集めたその先駆けとも言えるのが、今回のお題のマツモトキョシでしょう。
それまでの薬局は小さな小さなパパママストア。僕の田舎町ではそうでした。
それが、大きな大きな店舗を構え、薬の他にも食品やら飲料も置き、スーパーの機能をも兼ね備えた専門店に生まれ変わり、それ以降、このドラッグストアという業界に様々な企業が参入しました。
マツキヨはドラッグストアの代名詞的存在で、業界では長きにわたり売上高NO.1。
が、ここに来て後発組に追い抜かれるという事態に・・・・
新興勢力?ウェルシア
その急速に地下をつけたのがウェルシアというイオン系のドラッグストア
僕の家の周辺では、あまり見たことはありませんが、とにかく物凄い勢いで力をつけています。
ウェルシアの出店戦略は、500㎡以上の売り場面積で、ロードサイド型の店舗が中心。クルマでのりつけて買っていく層を狙ったものです。
品揃えは薬はもちろん、食料品、お酒とマツキヨとほぼ同じ。
ウェルシアならではと言えば調剤に力を入れている所。売上に占める比率は15%強。調剤薬局の併設がウェルシア店舗全体の約70%を占めていることから、相当力を入れていると言えますね。
マツキヨも負けていません
マツキヨも座して待つわけでもなく、世の流れを上手に汲み取り、調剤薬局にも力をいてれいますが、一歩先言っているなと思ったのが管理栄養士をつけている点。
かかりつけの栄養士という位置づけであると嬉しいですね。
病院になかなか行く時間は取れなけれど、未然に病気を防ぐ適切なアドバイスと薬を提示してくれるのであれば、ぜひとも利用してみたいです。
群雄割拠のドラッグストア業界
長きにあたり売上高NO.1を死守してきたマツキヨ。てっきりマツキヨ1強の業界かと思いきや、時価総額で見ると状況は代わり、首位はツルハHDの5316奥手。次いで、サンドラッグ、コスモ薬品とマツキヨが全く出てこない。
マツキヨはと言えば、3021億円と首位から大きく引き離されている状況です。
と考えると、まだまだ群雄割拠の業界ということがわかります。
洋服の世界では、ユニクロ、家電ではヤマダ電機とすんなり想起できますが、ドラッグストアとはそうも行かないみたいです。
長きにわたってお世話になっているマツキヨにさらに頑張って欲しいところです。
学生時代からお世話になっている身としては・・・