雑貨屋さんと思っていたけど
新生活で一人暮らしということで、生活に必要な日用品やら家電を取り揃えるわけですが、これ全て無印良品で賄えるというのを知りました。
僕の中ではこじゃれた雑貨屋さんとしか思っていませんでしたが、洋服だったり、食べ物、インテリア家具、家電の幅広く商品を取り揃えています。なので、あれこれ店を回らなくても全てを無印良品1店舗で全てが完結してしまう。しかも全てを無印良品製品で揃えれば、インテリアのこじゃれた感は約束されたようなものです。
何気に住宅販売もやっている
無印良品の事業領域は小売りに留まらず、住宅販売にも及びます。
戸建て住宅販売では1,800万ー2,300万円台と高くもなく、安すぎもしない無印良品ならではのちょうどいい価格帯。
さらにリフォームも手がけているようで、ある意味色の付いた家を、無印化していくのは難度が高い気がしますが、どのようなリフォームをしてくれるのが興味が湧きます。
そしてホテル業にも進出
小売り、住宅販売と素地は既にあるので、ホテル業への進出はさもありなんという印象ですが、こちらは2019年の開業を目指しているというもの。
場所は銀座。1Fから6Fが店舗フロアで、その上がホテルフロアというもの。ビル一棟が無印良品というわけです。
で、この仕組が面白い。ホテルの運営は無印良品ではなく、小田急グループのUDSが担い、無印良品はロイヤリティ収入と備品販売で儲けるというもの。
ホテルともなれば、ベッドやソファ、カーテンなどのインテリア家具やタオル、歯ブラシ、バスローブなどの備品等、多岐にわたります。
これ全てを扱うとなれば、それ相当の収益にはなるかと思います。
お金よりブランド浸透
とは言うものの、無印良品全体の収益で見れば、微々たるもので、ホテル業にはさほど期待をかけていない感じを受けます。
どちらかと言うと、無印良品ブランドを体験していただく場の提供。どっぷりの無印良品に囲まれたひと時を体験することで、よりディープなファンになってもらおうというのが狙いにあるのかと思います。
で、長期的な優良顧客を育てていこうという考えがあるのではないでしょうか。
ブランドの世界観
さらに、無印良品では飲食業に進出する動きもあるとか。アパレル業界では、ブランドの世界観を体験していただこうと、飲食業に進出する事例がいくつか上がっているようです。
そう考えると世界観を体験して、ファンになってもらう。んで、その客が未来永劫、自社製品を買ってもらう優良顧客になる。つまり一人あたりのシェアを高めることが、この先、人口減の日本では大事なのではと思った次第です。
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