久々の当たり映画。「造られた殺人」

造られた殺人アジア映画

韓国映画はハズレがないだったけど・・・

僕の中での韓国映画とは、ハズレが少なく予想もしないエンディングを迎えるというもの。

話が進む中で、オチはこうなるのでは?と予想はつけますが、ことごとくいい意味で裏切ってくれる。ので、見る前の期待値は邦画よりも断然高い。

けど、ここ最近、悪い意味で裏切られっぱなし。どうした韓国映画という作品が続き、ちょっと僕の中で評価を落としていた所で、本作品に出会い、久々に最後までどっぷりとつかることができました。

タイトル通りの展開

テレビ局に勤める主人公。不景気続きで解雇スレスレ。転職活動もしている中で、偶然にも連続殺人事件に関する情報提供をキャッチ。早速現場に向い、犯人の部屋に侵入すると不気味な写真やメモ、そして血のりなどなど。

これは連続殺人犯に間違いないと確信し、早速、会社に戻り上司に報告。

造られた殺人

局も、このスクープには大喜びで早速特番で報じるという力の入れよう。それまで解雇スレスレだった彼の処遇は一気に改善されることになったのです。

局独占で、連続殺人犯をスクープしたことで、さらにおかわりを要求してきます。再び犯人宅付近で、待ち伏せして尾行を試みます。で、彼の行き着いた先が寂れた劇場。そう、その犯人と思われた人は、殺人者の役を演じる俳優。不法侵入して見たブツは全て舞台道具やらセリフのメモ書きだったのです。

これを知った彼は顔面蒼白。テレビでも大々的に報じられ、大スクープをキャッチしたことで次長まで昇進させてもらった。ここで誤認でしたなんといったら、局をクビになるのはもちろん、家族にも迷惑が及ぶ。

ここは嘘を貫き通そうと決心したのです。

というわけで、タイトルの造られた殺人につながっていくわけです。

あー、この先もつじつま合わせの嘘が展開されて、いつかその嘘が露見して、彼が窮地に追い込まれるんだなと予想がつきましたが、さにあらず。

この後、予想もしない展開が待ち受けているのです。

造られた殺人

本当の殺人犯とご対面

一躍時の人となった彼。ネットでその素性などが取り上げられ、この情報を元に本当の犯人が接触を図ってきます。

呼び出されたのは学校らしき廃墟。待ち合わせの場所に待つこと数分。ぽっちゃり系のダウンジャケットを来たおっさんが姿を表わします。

連続殺人犯だから、シュッとしたいかにも目つきの悪い人かと思いきや真逆。温和な感じで、どう見ても人のことを殺すような人には見えない。

で、彼いわく、主人公の嘘の証言を見ていたら、生きる意味が湧いてきた。君のために自殺するから、それをまた報道してくれと、一般人では全く理解できません。

怖くなった主人公は、自殺することを引き止め、彼はその場を逃げるように立ち去っていきます。

造られた殺人

で、この後は見てのお楽しみ。とんでもないラストが待ち受けています。ぜひご覧ください。

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