日本版を録画したつもりだったけど
篠原涼子主演の映画、「Sunny」がWOWWOWで放送されるということで早速録画して、後日観賞。
冒頭はある女性の起床シーンで始まり、家族のために朝食づくり。けど、どこかが違う。家族全員が何故か韓国語。
もしかしたら、仲良しグループの一人が韓国人と結婚したのかなと思い、篠原涼子の出番を今か今かと楽しみに待っていたのに場面展開はずっと変わらず韓国のまま
んで、開始30分位経過してやっと気づきました。
これって韓国版のSunnyということを・・・
とは言え、乗りかけた船を今さら降りるのはもったいない。
てなわけで、最後まで観賞することに。感想としては、僕の中の韓国映画に対する期待値からするとちょっとう~ん感じがしました。
徒党を組むは昔も今も変わらない
ストーリーは高校時代の仲間に25年ぶりに再会するというもの。
今も昔も変わらないようで、仲良しグループなるものが日本同様、韓国でもあって、クラスの中でもグループ別にヒエラルキーがあることに驚かされました。
クラス一のグループに属せば高校生活はバラ色でしょうが、そのグループから外されるようなオイタをしちゃうとなると一転して息苦しいものになるんでしょう。
グループ脱退に追い込まれた女の子が可愛そうで、可愛そうでなりませんでした。
学校一のマドンナは今では・・・
ある仲良しグループの一人がガンに侵され余命わずか。というわけで、生きている間に再会させようということで、一人ひとり興信所や新聞広告等を使い、仲間探しに奔走。
努力のかいあって何人かのメンバーと連絡がつくことに。高校時代から変わらない人もいれば、整形して玉の輿に成功した人、姑からいじめられてつらい毎日を送っている人など様々。
一番衝撃的だったのが、自称学校一のマドンナの末路。生活苦で子供を親類に預け、自身はピンク産業で働き見事なまでのヤサグレっぷり。
25年という歳月の長さを感じました。これって現実世界でも十分ありえるって。
25年前と現代の見せ方が秀逸
この作品、当時と過去を行ったり来たりする作りになっていて、その見せ方にはさすが韓国映画というものを感じました。
極端な例で行けば、テクテクと夜道を歩く女子高生が角を曲がったら現代の女性に切返ったり、クルマに乗り込む前は高校時代なのに、乗り込んだ後は現代のシーンに映ったり。このシームレスな演出にはうまいなと思いましたね。
まとめ
作品中には日本の高校生と共通点も多く、どこか親近感を感じる作品でした。
とにかく日本版のSunnyを早く見てみたい。