7pay失態は今後を見据えるとかなり痛い

QRコード決済流通業界

不正利用でいきなりつまづく

QRコード決済満開状態の2019年の中、満を持して登場した7pay。個人的にはやっと本命登場に沸き上がっていましたが、まさかの不正利用で利用できず。未だ登録さえできない状態が続いています。

一方、時を同じくして利用開始となったファミリーマートのファミペイは特に大きなトラブルもなく順調に運用されています。

とは言え、どの会社も今回の一件で、セキュリティ対策の対応に追われていることは確かでしょう。

QR決済

オムニ7会員の仕組みがそもそも

で、なぜに不正利用されちゃったのか。その原因は二段階認証がなされていなかったからと言われています。

二段階認証とは登録情報を入力後、SMSにある番号を通知して、その番号を入力することで登録が成立するというもの。

この仕組みがないと、不正取得した登録情報で7payを使うことができちゃうんです。

そもそも、この仕組み、オムニ7時代からのもので、これまでは割引クーポン位しか被害はなかったのですが、これが登録者のお金も使えることとなり、今回の事件に発展してしまったのです。

今後は二段階認証を設定すると発表しており、セキュリティ面ではかなり改善されますが、果たして利用者は戻ってくるかどうかは未知数と言えます。

セキュリティ

nanaco&オムニ7ダブルユーザーは優良顧客

計画では、オムニ7登録者数を現在の1500万人から2倍弱に増やす目標を掲げていました。さらにnanacoユーザーと紐付けることで、購買金額と購買回数を増やそうと。

このダブルユーザーの場合、シングルユーザーに比べ月平均の購買金額が1500円高く、購買回数は3.2回多い。

鬼のような優良顧客に仕上がるわけです。

ちなみにnanacoユーザーは現在6000万人。これの1/4という控えめな数字ながら、オムニ7にも登録してもらえれば売上げアップも期待できたのです。

セキュリティ

データを活用した今後の施策が・・・

さらにダブルユーザー向けの優遇策として、クーポン配信や割引などの施策も用意。膨大な購買データを元に商品開発にも力を入れていこうという未来図は、7payの失態で成長スピードは減速せざるを得ないのかなと。

なるか7pay復活

というわけで、厳しい船出となった7payですが、他のQRコード決済よりもよりよい特典をつければ登録者も増えるのかなと。

さらに6000万人もいるnanacoユーザーは、ある意味、7pay登録者予備軍。今よりもさらにお得ですよ感を全面に出せば、ホイホイと登録してくれると思うんですけどね。

僕ならいのいちばんに登録すること間違いなしです。

7payが早く利用できることを切に願うばかりです。

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