アメリカでサッカー?
アメリカと言えば、野球、アメフト、バスケットボールがメインどころのスポーツ。サッカーはと言えば、さほど盛り上がりを見せていないというのが自分のイメージ
1996年に発足したメジャーリーグサッカーも発足当初は、Jリーグのように話題にはなったけれどここ最近はあまり耳にしません。
が、最近ではJリーグの観客動員数をゴボウ抜き、米国内のスポーツでも観客動員数も増やしている。てな訳で興味がわいたのでまとめました。
往年の名プレーヤー続々入団
ピルロのパスを受けたビジャがゴール。サッカーファンにとってはたまらないプレー。そんな夢のようなシーンが現実に起きているのだから、一度は見て見たい。
他にもブラジル代表のカカ、イングランド代表のランパード、ジェラードなどなど、ワールドカップが活躍した選手がズラリ。
スター選手を揃えて大丈夫?
過去にアメリカには北米サッカーというリーグが存在しました。ペレ、クライフ、ベッケンバウアーなど70年代の名プレーヤーがリーグでプレーしていました。が、限られたチームがずば抜けて強いリーグとなり、盛り上がりが年々下降し、リーグ自体が消滅という憂き目を経験しました。
この苦い経験を経て立ち上がったMLSでは、選手の年棒を一人当たり平均2040万円に抑え、高額な海外選手は特別枠で獲得するようルールが徹底されています。
なので、高額選手を獲得して、経営が傾むいちゃったという事態も起きにくい。
経験その2、戦力均衡
もうひとつ過去の経験から学んだのが、戦力の均衡。あるチームだけ飛びぬけて強いのはリーグをつまらなくする要因のひとつ。
例えばドラフトなども弱いt-無から良い選手を取れる仕組みを導入し、戦力の均衡を徹底しています。
日本のプロ野球も盛んにそんなことが言われていますけど・・・
スポンサー、広告価値拡大のためキャパは小さく
MLSの運営でもうひとつ欠かせないのが放映権料とスポンサーの獲得。放映権料は莫大ですから、いかに魅力あるコンテンツに仕向けるかが大事
取った戦略がスタジアムのキャパを2万人前後として、スタジアム全体で大盛り上がり感を醸成すること。これによりスポンサーもリーグに対する広告価値も上がるわけです。
加えて、観戦できずにあぶれたファンがテレビで観戦。となると放映権料も上がっていくという算段です。
事実、2015年の放映権料は前年比5倍に急増というのですから、この戦略、大当たりと言っても過言ではないでしょう。
代表が強いのもわかる気がする
ここ最近のアメリカ代表のワールドカップにおける活躍もリーグの盛り上がりによるところも大きいのかなと。リーグが盛り上がれば、それだけ質の良い人材が集まりますし、世界で活躍したスター選手とも一緒にプレーできるわけですから。
それにしても、一度失敗してもチャレンジして見事に結果を出すアメリカ人の底力を思い知ったようなネタでした。