アマチュアなのにサイン会
欧米アマチュア競技団体では大会をショーアップするのが20年前くらいから当たり前。
ショーアップをすることで入場料収入、スポンサー、放映権収入を増やすことが出来る。
さらに選手のサイン会やおさsdふぁsdらトークショー、教室などイベントめじろうし。さながらプロの大会との差はない。
高校野球に例えれば
高校野球に例えれば、バッタボックスに入るいなや選手紹介のBGMが流れ、投手交代はリリーフカーで登場。試合後はヒーローインタビューで観衆は大喜びといった感じ。試合後は、選手の握手会と記念撮影会。
となれば、少しは高い入場料を支払ってでも観戦したくなる。
好循環の欧米
このショーアップのトレンドは、運営団体の収入アップはもちろん、競技人口増にも大きく貢献しているのがミソ。
世界一の柔道大国となったフランスでは競技人口は日本の3倍の約60万人。
ショーアップのありなしだけでは判断するのは難しいところだけど、少なからずは派手な演出は寄与しているのでは。
日本はショーアップに否定的
象徴的なのが柔道
欧州では90年代から白と青の柔道着を着て試合が行われている。これってオリンピックではよく見る光景。これって全世界共通と思いきや、日本の大会に限っては青の柔道着はご法度。
そもそも欧州でもそもそも欧州でも白の柔道着同士の試合を行っていたが、スポンサーやテレビ局から不評だった。協賛してくれる企業から不評を買えば、スポンサー収入や放映権収入が減ってしまう。
てな訳で、青の柔道着を取り入れ、結果的に収入も増え、選手強化費にも当てられるという好循環を生んでいるのです。
日本のアマチュア競技と言えば
欧米の積極的な商業化に対し、消極的な日本のアマチュア団体。その収入の多くは国からの補助金であったり助成金に頼っているのが現状。
2団体に分裂するバスケットボール
プロレスで言えば全日本と新日本。長きにわたり一切の交流を断絶。だから長州力が全日本に移籍し、ジャンボ鶴田と対戦した時はワクワクしたものだった。
で、こんな残念な状況がバスケットボールの世界でも起きていたけど、2015年に統合するというニュースもあり。
プロとアマチュアの半々といったところだけど、ショーアップして成功している良き例だと思います。
沖縄チームは黒字に成功
bjリーグ所属の琉球キングス。2007年にリーグに加盟し、3年目に黒字化。そのお客様を喜ばせる仕掛けが凄まじい。
試合直前にフラダンスのショーが繰り広げられ、試合中は音楽が流れる。ハーフタイムにはチアガールのダンスなど観客をあきさせない工夫が随所に。
2015年シーズンでは観客動員数リーグ1位という結果もしっかりついている。
アマチュアの商業化には賛成
プロでもないのに・・・という声が必ず出る気がしますが、スポーツ振興と地域活性化という側面で見ると、アマチュア競技のショーアップ化には賛成。
あの国技とも言えるお相撲が、ニコ動超会議に参加して、CG効果を駆使して試合をショーアップしている時代ですから。