新興企業もひれ伏す。ディズニーの圧倒的強さ

スパイダーマン玩具・キャラクター

ネットに翻弄された紙媒体メディア

ネット普及により、これまでの産業が割を食い、往時の勢いはどこへやらという話は枚挙にいとまがありません。

新聞や雑誌メディアは、ネットニュースに置き換わり、百貨店やスーパーはECサイトに客に奪われ、古参企業は惨憺たる状況。

このように古参企業が新興企業に市場に奪われるというのは、半ば当たり前化していましたが、ディズニーにおいては逆。新興企業が出てこようが、がっぷり四つで渡り合い、さらに力増しましでうっちゃってしまうことも。

我が世の春のNetflixも暗雲が

コロナ禍で急速に会員数を伸ばした動画配信サービスの王者、Netflix。会員登録数ではほぼ一人勝ち状態でしたが、そこにまったをかけたのがディズニープラス。

後発組というハンデを背負いながらも、ディズニー、MARVEL、スター・ウォーズなどの魅力あるコンテンツを武器に会員数を爆速で増やし、参加のHulu、ESPNプラスを加えたら、Netflixを超える会員数に達しました。

俯瞰してみれば、古参企業が新興企業に打ち勝ったというものであり、世の古参企業も勇気をもらったのではないでしょうか。

リアルと仮想の融合

とは言え、動画配信サービス事業は赤字が続いているようで、まだまだ予断を許さない状況ですが、この危機を乗り越えさせてくれるのが、ディズニーならではのメディアミックス戦略

動画配信、映画、テレビ事業、テーマパーク事業を上手に連携させて利益を生む仕組がしっかり構築されています。

例えば映画スパイダーマンにいたく感動し、ファンになってしまった。グッズも欲しい、その世界を自分でも体験したい。

そんな想いをテーマパークに行けば叶えてくれます。これを高速でグルグル回すことで、高収益企業を実現しているようです。

多様な文化・慣習を盛り込んだコンテンツづくり

ディズニープラスは既に100カ国以上に展開されていることから、各国・地域の文化も取り入れたコンテンツづくりにも力を入れているとか。

内容的にはイマイチでしたが、Xメンで日本を題材した作品には確かに興奮を覚えました。

最新の配信動画ミズ・マーベルの主人公はイスラム教徒の女の子。しかもそのツールは1947年のインド・パキスタンの分離独立に敬意を表す内容とのこと。

国内でも関ケ原にルーツを持つ、お侍さんの作品なんかを作ってもらったら多くの日本人は喜ぶことでしょう。

まとめ

ディズニーの強さは、企業内で常に新陳代謝が行われているからでしょう。過去の成功体験に縛られず、常に時代を呼んでいく姿。失敗は多いかと想いますが、愚直に取り込む姿勢が結果として出ているのでしょう。

色々と学びの多い事例でした。本当に。

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