最近よく耳にする「君の名は。」
テレビや新聞などで、最近よく耳にする映画、君の名は。。世間では大ヒットしているようですが、海を超えた海外でも人気が高まっています。
2016年10月21日、海外初公開となった台湾では、邦画として歴代NO.1を記録。今後、韓国、アメリカ、イギリスでも上映が予定されています。
満を持しての中国上陸
で、お隣中国でも上映がこの度決定。君の名は。の配給会社は、中国メディアでも大きく報じられました。
期待の現れとでも言いましょうか、日本公開から2ヶ月で配給先が決まるというのも異例中の異例のようで、大ヒットが期待できます。
映画市場では世界第二位
経済の世界でもアメリカに次ぐを誇る中国ですが、映画市場でも同様で、アメリカに次ぐ市場規模を誇り、2017年には世界最大市場になるとも言われています。
ということもあってか、最近ではハリウッド映画も中国市場を意識した作りになっているとも耳にします。
とは言うものの、中国市場で上映できるのはほんの一握りの狭き問というのが実態なのです。
国内企業の育成が目的か
ビジネスの世界でも、国内企業の育成を目的に、車業界などでは地場の会社との合弁という形を取っています。クルマ産業の育成というのが狙いでしょうが、映画の場合は共同制作という形ではなく、輸出枠に制限を設けて国産映画会社を育成しています。
中国国内で上映が認められる海外映画の本数は約50本。
この中には洋画もあれば、邦画あるという状態。
なので、日本勢はハリウッド映画とのガチンコ対決で勝たないと中国では上映できませんん。
2013年、2014年はゼロ本のお粗末ぶり
日本映画の過去の実績を見ると、2013年、2014年はゼロ本。ハリウッド勢に完敗でした。
が、2016年になると状況が一変。ちびまる子ちゃん、寄生獣などが50本の枠内に入り、上映の権利を獲得しました。
そして今回の君の名は。の上映。
2016年は、日本映画にとって爪痕を残した年とも言えます。
君の名を突破口に
そもそも日本のアニメ映画は海外でも高い評価を得ていますので、この2016年の成功をきっかけに2017年以降、さらに上映本数が増えるのではと期待しちゃいます。
なんてたって世界最大市場での上映ですから、将来的にはあの中国でも高い評価!!といったコピーで、お客を引き寄せる時代がくるかもしれませんね。
個人的にはアニメというよりも、日本の伝統芸能とも呼べる男はつらいよをぜひ、中国の方々に見て欲しいんですけどね。
そうすれば少しは日本人の見方も変わるのではと思う次第です・・・