激増、訪日外国人
2015年の訪日外国人数は、2011年の3倍に膨れ上がり、政府が目標とした2020年に「年2000万人」突破は2015年中に達成できちゃう勢いだとか
この急増の要因としては、円安はもちろん、ビザの発給条件緩和、免税店制度の拡充。ここぞとばかりに特典てんこ盛りの施策が、見事にはまりました。
今や百貨店業界を始め、家電専門店などインバウンド需要なくしては、業績の上向きは期待できない所まで来ている感じがします。
わりを喰う日本人
経済が活性化するのは日本経済にとってはいいこと。地方活性化にも繋がるし、いいことずくしかと思いきや、一部では笑えないようなしわ寄せが
それが今回、取り上げるホテルの逼迫問題。出張で宿泊先を予約しようにも、どこも満室。なかなか部屋を予約できない状況が起きています。
まじかっ?と思う悲惨な結果
例えば出張先の近くでホテルが取れず、都心部から離れたホテルに予約する。これはまだいい方。ホテルが取れずにカプセルホテルや漫画喫茶、果ては野宿を余儀なくされることも。
とまぁ、恐ろしい事態に陥る人が増えているようです。
便乗値上げじゃないけれど・・・
ここまで需要過剰となると、料金が上がるのも必然。平均客室単価が、約8,800円のアパホテルも、需給状況によっては、約3万円の日もあるそうです。
3倍近い料金アップとなると、便乗値上げというよりも、やむにやまれずといった感じ。
では、この悲惨状況を回避するためにはどうしたらいいのか?。これは使えるというのをいくつか紹介します。
午後3時直後にサイトをチェック
初めて知りましたが、大半のホテルは午後3時までであればキャンセル料が発生しません。なので、この直後というのはキャンセルされたお部屋が空き、ネット上に空き部屋ということでアップされるケースが多いとのこと。
なので、その時間になったら、急ぎ仕事を一旦止めて、ホテルサイトをチェックしまくれば掘り出し物のネタにありつける可能性もありえます。
ラブホで一人宿泊
これは昔もよく使われている手ですね。知り合いにも、どこにも宿泊先がないので、ラブホのおばちゃんに懇願したら特例で泊めさせてもらったという話を聞いたことがあります。
今回のケースは、オフィシャルにラブホ側が、出張サラリーマン向けにパックを用意しているというもの。ラブホも宿泊需要が落ち込んでいるようで、お互いの需要がマッチしたというところでしょう。
とは言うものの、設備投資は・・・
この勢いに乗して、「設備投資だっ」といかないのが今のホテル業界の実情。過去に何度も辛酸をなめさせられただけに設備投資には慎重なようです。
前もって予約すれば、何とか宿泊先を押さえられるようなので、早め早めの宿泊先押さえをお勧めします。