悪は断つ。ビッグショット

ビッグショットアジア映画

怖すぎる。情緒不安定の御曹司

日本にもいるのかな、同族経営で社長になっちゃった人に・・・。

何不自由なく会社のトップに収まり、周りはイエスマンばかり。社長というポジションの地位をフルに使ってやりたい放題。

とは言っても、やり放題とはビジネス方面ではなくて犯罪面のお話。恐喝、猥褻行為、暴力にクスリ。

怒りに任せてゴルフクラブを振り上げてオフィスをめちゃくちゃにするのは日常茶飯事。部下への殴る蹴るの暴力行為もほぼほぼ日常業務。

こんな悪ガキがいつか成敗される日だろうと。部下の中でも期待していた人がいたのではと思う位。

お金が解決。はまり役、ねずみ男

腹心中の腹心とも言えるねずみ男。本来なら社長を諌める立場なのに、一緒になって悪事に手を染めているというのだからたちが悪い。

口封じのために被害者に対し、賄賂を渡したり、時には殺人を依頼したり・・・。

容姿も、さもずる賢いという顔をしているものだから余計に腹が立つ。見事なはまり役と言ってもいいでしょう。

上からは止められているけど・・・

この御曹司の悪行、警察の耳には入っているものの中々手が出せない。

御曹司の捜査を進めたいと上に進言しても、回答はノー。相手が大物すぎるのか、それとも上層部と何かしらの癒着があるのではと勘ぐってしまいました。

が、正義感の塊の主人公。御曹司との面会後に起きた友人の不可解な自殺未遂の裏には、何かあるに違いない。自殺と見せかけた暴行があったのではないかと。

ので、免職して単独で捜査を継続していきます。事件当日の様子を聞き込むため、御曹司の会社に乗り込むもノラリクラリと交わされる始末。

けど、これで諦めるような主人公ではない。自殺未遂事件でしょっぴくことができなければクスリで逮捕してやると方針を変換します。

カンフー映画と見紛うほどのアクション

御曹司の企業が主催するパーティに乗り込み、クスリ使用をキャッチ。主人公と御曹司ご対面となり、素直に手錠をかけられることを受け入れる御曹司。

かと思いきや、強烈な蹴り。御曹司も総合格闘技を習っていることもあり、顔に似合わず滅法強い。

主人公もバリバリの格闘家。互いの激しい打ち合いはまるでカンフー映画そのもの。ちょっと興ざめしちゃいましたけど・・・。

正義の鉄拳制裁。悪は成敗される。

最後はショッピングセンターのエントラスで激しいバトルの末、ようやく逮捕。主人公の顔も腫れ上がり、御曹司もボコボコ。

念願の逮捕に至ったわけです。

では何故、捜査は一旦中心にさせたのか。上層部は御曹司がつきしたがうその上の組織をしょっぴくため、内々で捜査を進めていたのです。

上層部にとって御曹司は小物。こいつの捜査で、その上の組織捜査に支障がある恐れがあるため、捜査の打ち切りを言い渡したわけです。

深いな~と思った次第です。

タイトルとURLをコピーしました