お茶目さが少しはあっても・・・
ボンド役と言えば、真っ先に思い出すのが、ショーコネリー。女性にだらしなく、ちょっとお茶目な所が親しみを覚えるが、今のボンド役、ダニエル・クレイグは潔癖というか、隙がない、まさに諜報員そのもの。もう少し羽目を外したところも欲しかった。
街工場から国を代表するIT企業へ?
007の初期では、事務所スタッフは受付女性とボスと発明家の初老のおっさんのこじまりとした街工場の事務所って感じがしたけど、今や従業員は数百名。大型スクリーンにPC。犯人を収容するオシャレなお部屋とスケールアップ。時代的に、そうしないと、つじつまが合わないのでしょう。
ボンドカーはやっぱりアーストンマーチン
毎回、話題になるボンドカーですが、今回は過去の作品に出てきたアーストンマーチンが登場します。今見ても、古さを感じさせないデザイン。アーストンマーチン以外のボンドカーも色々ありましたが、このクルマの方がしっくり来ます。
発明家も世代交代
スパイグッズと言ったら、M。初老のおっさんが演じていた記憶がありましたが、本作品では世代交代したのか、若者が演じています。今回もドクター中松もビックリの発明品が登場。ドラえもんには及ばないけど、今ある技術の応用の仕方が実にうまい。
007を見終わって
お約束のボンドガールと2人っきりでバカンスを楽しむ、これが毎回お約束のエンディングでしたが、今回そもそもの話、オープニングからエンディングまでベタで出てくるといったボンドガールらしき女性が出てこない。ボンドカー、Mの発明品、ボンドガールは、007のお約束ネタ。全てが揃わないと、ちょっとシリーズ作品に見る安心感的なものがなかったかなと。