スタートから緊張感あるシーン
ある武装組織に監禁されたアメリカ人。目の前には軍事兵器が横たわりいかにも訳のありのご様子。
その輸送車を遠目から伺うアメリカ軍部隊。武装組織が街に到着するや輸送車に銃弾をぶち込み、その攻撃を合図に山間からアメリカ軍が現れ、街に突入。
武装組織の反撃むなしくあっさりとアメリカ軍に制圧され監禁されたアメリカ人も無事保護され、事件は一件落着。
かと思いきや、これが終わりの始まりだったとは誰も知る由もなく、ただ一人、人質として囚われていた女性だけが事の重大さを知っていったのです。
核兵器よりも怖い秘密兵器
この銃撃戦の時、武装組織の脅迫により、秘密兵器を無理やり起動させられます。
ここまでは致し方ないこと。起動しなければ自分の命の保証はないのですから。
起動後の対応はまずかった。アメリカ軍は戦闘機を出撃ささせて、秘密兵器共々街を爆撃。これが日に油をそそいだようで、秘密兵器を停止させるどころか、よりその活動を活発化させてしまったのです。
このドリル上の秘密兵器、ヘル・ストームは地殻に亀裂を生じさせて、それにより地中奥深くの高圧ガスが地上に噴出させ、地震、地割れ、巨大ストームが引き起こさせ、人類を滅亡させていくというもの。
核兵器よりも、それそれは恐ろしい兵器だったのです。
実は生みの親はアメリカという訳あり兵器
そもそも、この秘密兵器はアメリカの軍部が開発したもの。ところが武装組織に技術情報がハッキングされて、彼らの手にこの秘密兵器が渡ってしまった。
この大失態を世間を知られたらとんでもないこととなる。てなわけで、その存在を否定し続けます。
全世界で地震が頻発し、巨大ストームが起きようとも頑なに自然現象であって人為的な災害ではないと。
家族で地球滅亡を救う
そんな無責任な軍部に相談しても埒があかない。ならば自分たちでヘル・ストームをストップさせようとある家族が立ち上がります。
ヘル・ストームが発生する振動と同レベルの振動を与えて振動を打ち消し、ヘルストームの動きを止めて爆破までしてしまおうというもの。
地球滅亡に比べたら核使用は致し方ない
ヘルストームが発生させる振動と同レベルの振動を発生させるには核の力が必要。
そこで軍部に今一度掛け合い、この国家機密を口外しないことを取引条件に軍部から小型核爆弾による作戦を提案。
人類滅亡かそれとも核の使用かと苦渋の選択を迫られますが、被害の大きさを比較して小型核爆弾の使用を決めます。
この家族とパパママ、そして軍部の人間が地中深くにまで潜り込み、ヘル・ストームが通るコース付近で核爆弾を起動。
頻発する地震、飛び石などで彼らの命さえ危うい状況。この作戦が見事成功するのかいなかは見てのお楽しみです。