信じる力って大事だよ。「不屈の男。アンブロークン」

まさかの遭難

時は第二次世界大戦真っ只中。主人公ルイは何とベルリンオリンピックに出場したこともあるアスリート。なのに戦争に駆り出されてしまうのですから、恐ろしい時代です。

戦時中は飛行機の砲撃手。日本の零戦を相手に日夜激しい空のバトルの繰り広げていました。

ある時、行方不明になった米軍飛行機を捜索に出かけた時のこと。捜索飛行機がまさかのエンジントラブルで不時着するはめに。

捜索に出かけたのに自分達が逆に捜索される側に回ろうとは思いもよらかったことでしょう。

海上に墜落した飛行機は海面をスルスルと着陸すればまだ良かったものの、頭から突っ込むという最悪の状態で着陸。この時に乗員5名中2名はこの着陸時になくなり、残ったの主人公を含め3名。

この後、長きにわたる遭難生活が始まるのです。

不屈の男 アンブロークン

生き延びるという強い意思が大事

周囲は海だらけで船もなし、救援に来る飛行機もなし。日差しは強く降り注ぎ、食料すらないという過酷な状態。

普通の人間なら、迫りくる死におののき思考は停止状態。何をするでもなくただただ死を待つのみ。

が、ルイの場合は、一点の曇りもなく自分たちは生き延びることができると信じて疑わない。なので、限られた食料を1日当たり、この位でとか、水はこの量で、と冷静にパッパッと決めていきます。

食料が切れたら魚を釣るなどして、何とか生き延びようとします。お腹を下そうがお構いなし。とにかく生き延びることが大事だと。

こう見ると、生きるという強い意思があればこそ、冷静に物事を判断することができるんだなと実感。

そうして、30日に近くに及ぶ遭難生活を脱出することができます。

不屈の男 アンブロークン

さらなる苦難に遭遇

過酷な漂流生活から脱出でき、ほっとひと安心と思いきやさらなる苦難が待ち受けます。

彼らを救助したのは何と敵国の日本軍だったのです。毎日のように棍棒のようなもので身体をボッコボコに殴られ、米軍情報を吐き出させる。本当に知らないのに、嘘をつくなとさらなる苛烈なしごきが。

不屈の男 アンブロークン

そして、日本での捕虜収容所で送られ、上官からの激しいいじめに逢います。

目つきが悪いなどの理由で殴られたり、オリンピック選手だからと言っても腹ペコ状態なのに、走らせたりと。

さらには石炭所で強制労働をさせたりと。戦時中の捕虜がいかに大変なものをさせられていたのか、この作品を見てあらためて実感しました。

不屈の男 アンブロークン

まさに不屈の男

主人公ルイの言葉に、復讐ではなく許すことが大事だと。ひどい仕打ちを受けたにもかかわらず、再び聖火を持って日本の沿道を走る姿にちょっぴりウルッと来ちゃいました。